普段から会社にての自分は無口であり無表情であり、TUTAYAとかそこらへんの店にいるペッパー君の方がおしゃべりなくらい無口だ。
昨今のコロナ対策のため、会社の偉い人たちから「私語を控えよ」という命令が出ようが痛くも痒くもない。むしろ静かになって嬉しい。
だがその命令を下す偉い人がコピー機前にて、
マスクはずし…指ペロッ…紙めくり、指ペロッ…紙めくり…

おおおおおおぉぉぉぉいい飛沫防止のため私語禁止とかどの口が言ってんだよペロッてんじゃないよ!!!

と思いながら無表情で見ていた。
指サック買ってこい。

そもそもオッサンども咳がうるさいんだよ。その咳を不快に思う他人がいることを考えろ。「かー〜っっぺっ」(痰)とかしてんな死ね。



…さて、ここ最近の閉塞感からふとあの映画を思い出した。


「穴」


だ。ちなみに穴という映画は結構多いので、いつ頃の誰が出演している穴だったかググってみると2001年…!!えらいこっちゃ…そんな昔かよ(そこかよ)。そしてキーラナイトレイが出ていた。ほかの出演者は初見の頃からよく知らなかったけど、今調べてみると主人公役の女優さんがウォーキングデットに出てたりする有名な方らしい。確かに「穴」での演技も素晴らしいもんがあった!


さて「穴」のストーリーは、イギリスの寄宿学校(?)の生徒男女4人が行方不明となるが、少女がひとり生還する。彼女からどこに行っていたのか、他の4人はどうしたのか、精神科医が聞きだすが、彼女が話す内容は、同級生から聞いていた話しとかなり食い違う。真実はどこなのか、4人に何が起きたのか!?という話。

4人は課外活動をサボる為に古いシェルターに籠もってパーティーをするわけなんだが、その参加者がブロンド美女(キーラナイトレイ)とそのボーイフレンド(ウェェェーイ系)、その友達で生還した少女が憧れている顔良しスポーツマンの少年(やっぱウエェェーイ系)と、主人公の少女。

そんなウェイウェイ系ばっかりの中にいる主人公の少女は、なんつーか…地味でスクールカーストの中だったらかなり下にいそうな地味めな子なのよ。その子が「内緒のシェルターの鍵を持っている」ことから意中の彼がいるパーティーに参加できた…のだが。


この映画、真実はどうなのかどんでんどんでん返すので詳しいことは書けないが、シェルターに閉じこめられてしまい出られなくなった彼女らが肉体的にも精神的にも追い込まれ、些細な「きっかけ」がとんでもないことの「引き金」になってしまうシーンが滑稽でもあるがとても恐ろしかった。
映画の「オチ」も不気味かつ恐いんだけど、私はコーラのシーンが一番恐かったのよ。
なんだか人間、追いつめられると理性がぶっ飛んでとんでもないことをしそうじゃない。それこそデマに振り回されて買占めする人々に言い表しがたい不気味さを感じる。 
こういう時期に銃火器がメチャクチャ売れるアメリカ、ホント恐い。

「単純なストーリーのティーン映画」と、あまり評判がよくなかったんだけど、まさに自分がティーンだった頃に観たので結構おもしろかったんだ。好きな子の気を引きたいためにバカなことをしてしまうところとか、なんかわかっちゃう所もあるんだよなぁ。(やり過ぎだけど)