会社でお昼休みに三津田信三さんの「そこに無い家に呼ばれる」を読んでいる。
この本は「どこの家にも怖いものはいる」「わざと忌み家を建てて住む」のシリーズ3作目になる。
これさー、家シリーズって言いたいところだけど三津田さんの著書って家にまつわるホラー・ミステリーが多くてなんと言っていいかわからん。
それに著書に作者と同じ名前の作家が登場するのも多くて、実話ベースなのかメタフィクションなのかゴリゴリのフィクションなのか分かりづらい(わざと分かりづらくしている)のが特徴だ。
なのでこの「どこの家にも〜」も「わざと忌み家を〜」もメタフィクションっぽい展開に「またか…」と正直うんざりしていたんだけど、でも…読んじゃうんだよなぁ。次こそは、みたいな気持ちで読んじゃうんだよなぁ。

全然怖いとも何とも思わないでコーヒー飲みながら読んでるんだけど、一章の山場に差し掛かった時に隣の隣の席の人の「ぶえっっっくしょい!」
ってくしゃみで飛び上がってしまった。びびびびっくりした!
なんだかんだ言って、おいらビビってるね!
しかしね、小説の中で「今起きているこの怪異、先生が以前書かれたあの著書に似ていませんか?」みたいなセリフが多いけど、その「あの著書」小説、読んだのが随分前なので忘れてるよ。そこで素に戻るよ。読み返せっつーのかよ。本、探さないと見つからないよ。てか読んでない人には買えっつーのかよ。商売上手なんだからもー。

三津田さんは建築物というか「家」が好きらしく、小説の中で家の間取りやら何やらをやたら細かく書き込んでるんだけど、文章読んで間取りをイメージするのが大変なので手っ取り早く図解してほしい。一生懸命イメージしながら読み進めるけどわけわかんなくなるんだよ。且つ、家屋の間取りイメージに気を取られてストーリーにのめり込めないんだよ!!
図、載せろ!