検索窓にカーソルをあてたら「死っとロエン」という文字がでてきた。
おそらくシトロエンと検索したかったんだろう過去のワシよ。死っとロエン知っとるけえん。

オリンピックが始まったが特に見たいのもないし、というか普段からテレビでスポーツを見ないので通常通り全く見ていない。そうなると見る番組が全くないので映画を見に行くかyoutube見るか本読むかである。
ようつべでは相変わらずはるしげさんのゲーム実況で大笑いさせてもらっている。こないだ4人で協力してホラーゲームする動画でメチャクチャ笑わせてもらったわ。
そして映画は「犬部!」を見てきた。

犬部!はムベンベでおなじみの高野先生(ムベンベでおなじみというか辺境でおなじみというか)の妻の片野ゆかさん原作。北里大学獣医学部に実在する動物の殺処分を無くすため犬猫の譲渡会を開いていた「犬部」の創設者たちを主人公に、動物保護について考え、ぶち当たる現実に向き合う映画だ。
正直に言うとエンタメ映画としては面白い・楽しい映画ではない。私は見ていて辛い映画であった。ちなみに犬と猫がメチャ可愛くとってもおりこうさん。レビューでは俳優人気もあってか、評価がかなり良い。

主人公の花江は大学生時代から動物保護に熱く真っすぐで強い。獣医になり、保護猫たちの去勢手術を無償で引き受けたりする。同じく獣医になって実家の動物病院で働く元犬部の秋田は、捨て猫たちを保護したくてもその猫たちが伝染病を持っていたら病院に通う他の猫と飼い主に迷惑がかかるという院長の判断で行動を起こせずにいる。
他にも犬部で猫担当だった佐美川は犬部時代に伝染病で亡くしてしまった猫たちに報いるため、特効薬を作る分析の道へ行く。そして花江の親友の柴崎は動物の殺処分が行われる保健所で譲渡を促し、殺処分を一件でも減らせるよう職員になる。
みんな行く道は違うが目指す先は同じく、それぞれに困難と葛藤がある。

観ている私としても犬も猫も大好きだが面倒みられる限界があるし、うちにいる1匹を幸せにできているかも疑問だ。動物保護のために何ができるかというと何もできることがなくてもどかしい。だから尚更、犬部の葛藤しながらも行動を止めない姿勢に申し訳なさというか恥ずかしさというか、居たたまれない気持ちになるのよね。
でも映画は明るく、あたたかいセリフが散りばめられている。いい映画であったよ。
主人公の花江のモデルである獣医師の快作先生もでてたよ。