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ゆいぱる「塩対応」

ゆいside

あたしの片想いの相手は・・・

塩対応で有名なあの子。

なんで好きにっなったん?ってきかれたら理由はすぐにでも出てくる。

『塩対応なんか言われてるけど、ほんまはAKB愛が強くて誰よりも努力家、ただ感情を表に出すんが苦手なだけ・・・』

「おはよ・・・どうしたの?」

不思議そうに顔を覗いてくる

悩みの種はぱるるにあんねん・・・。

「なんにもあらへんよ・・・それよりどないしたん?ぱるるがこんな早くにくるとか珍しいやん」

その言葉には子供みたいに頬を膨らませたぱるる

「冗談や、っでほんまにどないしたん?」

ふと真剣そのものの表情になったぱるる

その眼は吸い込まれそうなほど真剣やった

「私にも・・・言えない?」

数秒たってさっきの会話の続きなんやって分かった

「そ、そんなんやないよ」

ぱるるが好きやからその事でなやんでる

あほか!そんなん言えやん・・・。

「そっか・・・私由依に信頼されてない?」

そんな悲しそうな顔すんなや・・・、信頼してない?そんな理由ないやん・・・

「由依の悲しそうな顔・・・嫌い・・・、無理にとは言わないよ?言ってくれたら嬉しいってだけ・・・」

う、上目遣いとか反則やろ・・・

半分ノックアウト状態でしっかりぱるるの目を見た

「そんじゃあ聞いてくれるか・・・?」

コクって首を縦に傾けたぱるる

それを合図に大きく息を吸い込んだ

「あんな・・・ぱるるが好きやねん、友達とか同期とかそんなん嫌や・・・、ぱるるの・・・大切な人になりたい」

返事はなかった

返事の代わりにギュってぱるるがあたしに抱きついた

腕を首に巻き付けたみたいに・・・。

ゆいぱる「真面目で努力家」2

ぱるるside

『おはよ・・・』っていつもの元気さはどこに行ってしまったのか・・・

だるそうに楽屋に入ってきた由依。

「大丈夫?足元おぼついてないよ?」

そんな心配の声もぎこちない由依の笑みで誤魔化される

大丈夫かな?って心配でチラチラ由依を観察中

由依にしては珍しくソファーに横になって目を閉じてしまった

いっつもいっつもぎりぎりまで練習してる由依だから違和感があった

普段は必要最低限由依に近づいたりしないんだけど妙な胸騒ぎが私を行動に移させる

格好だけで持っていた雑誌を元あった場所に戻して由依に近づいた

由依は寝てしまったのか小さな寝息を立てている

この瞬間わかった、多分由依・・・熱ある。

寝息よりも表立つ荒い息、ほんのり紅潮した頬と言い・・・いつもの由依じゃないって分かったから・・・

おでこに手を当ててみるとやっぱりでかなり熱かった

なんでだろ?こんな苦しいなら休めば良かったのに・・・

でも由依の性格をよく知る私からして見れば由依は無理したんじゃない

自分から来たんだと思う、自分の本心で・・・。

楽しみたい、とか家で黙って寝てたくない、とかそんな理由

私たちにとってはバカらしい理由かもだけど・・・

すくなくとも由依にとっては・・・、自分なりの答えだったんだよね・・・

ゆいぱる「真面目で努力家」

ゆいside

「ックシュン...」

ちらりとみいいった自分の服装

バカや...なんで半袖なんかで寝たんやろ......

体温計を手に取って数分間、脇にさしとく

イヤーに長い時間は電子音がなって終わる

ありがちやけど熱出ててすっごいだるい

最悪や...今日は公演あんのに...

せっかく回ってきたんやし休みたなかった

だからと言って無理して行ったら悪化して余計でれやん回数多なる...

っでどうしたかって??行くよ勿論...

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「由依大丈夫?足元おぼついてないよ?」

どんな些細な事でもすぐに気づいてくれるっていう嬉しい事

でもその嬉しさは今のあたしにとって天敵でしかない...

「大丈夫大丈夫...、ちょっと寝不足なだけやから...」

公演に出るまでに体ちょっとでも楽させとかな...、ソファーを使わせてもらう事にした

別に寝不足でもなんでもない体はすぐには眠ってくれへんかった

でも寝とかな...ゆっくりと重たいまぶたは落ちていった。

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