ゆいはんside
「ぱーるるっ!」
「なんやぁ?」
わざとらしい下手くそな関西弁が返ってくる
「今日はこのあと予定ある?」
「んーないけど、どないしたん?」
文章やったら分かんにくいけど後に言ったんがぱるる
「じゃあさ、収録終わったら一緒に帰ろ!丁度行きたい店あったねん」
「えー買い物も行くの・・・?」
関西弁をやめたぱるる
やっぱりこっちの方がぱるるには合ってる
「あかんか?家でゆっくりしたいわな・・・」
しょぼんって顔したら慌てふためく彼女、そんなぱるるが面白くてついニヤニヤしてしまう
「いや!そんなんじゃないよ、買い物が嫌とか由依と居たくないとかそんなんじゃなくて!え、あ、あぁそう言う意味じゃないの!」
クスクス笑えば肩の力を抜くぱるる
「いけず・・・」
そんなぱるるの頭を撫でれば照れたんか顔真っ赤にして拗ねる
「じゃあ買い物やめて家くるか?ここからやったらぱるる家遠いやろ?」
そんな口実、使ったらすぐに掛かる野ウサギ
いくらのあたしやからって・・・警戒心のひとつは掛けなあかんで?ぱるる・・・
「おじゃまします・・・」
キョロキョロ辺りを見回して興味津々そう
「由依お姉ちゃんは?」
「仕事の都合で今日は帰ってこれやんのやって」
ふーん・・・って何度か頷いたあと部屋にあがった
「あーぱるる、適当にソファー座ってくつろいでてや」
ゆわんでも・・・くつろいでら・・・
「んぅー由依?」
急に喋らんくなったあたしに心配したみたいで