*前記事からの続き*
なんか松陽先生がですね、分かってたけど、十二分に分かってましたけど、素敵すぎることに改めて気付かされてヤバい。先生素敵。
ちっさい晋助も先生には比較的素直ですからね。その尊敬する師から、二人きりでいる時にでも、
「晋助。君は将来、八恵をお嫁さんにするつもりでいるんですか?」
って真っ直ぐに聞かれたらですね、
晋助も躊躇い、狼狽えながらもおずおずと小さく頷いて、
「アイツはとことんまでうるせェし、いらねえ世話焼くし、ガキだけど……でも八恵には、俺がいないと。アイツ、まだ剣はからっきしだし……」(目を伏せつつ)
みたいなことを渋々言うんだけど、その幼い恋心を恥じらいながら、まだ丸みを帯びたなめらかな肌理の頬を薄赤く染めて言うんだけど、
「それは逆でしょう。晋助には八恵がいないとだめなんですよ。八恵は君が思うより、ずっとずっと逞しい。剣の腕だけが強さじゃないことは、もう晋助にも分かっているでしょう」
って穏やかに先生に諭され、
「あの娘は優しい娘です。だからこそ、とても芯が強い」
って和やかに教えられたりすると、晋助はさらに真っ赤になって俯いて、あわあわしながらも何も言えず、先生の笑みが優しいから逆にいつもの減らず口も叩けずに、
「……はい」
って、口をひん曲げつつも仕方なく言う……みたいなのどうだろう!!(完全にユカリ得なの)
先生は優しいけどものすごくいい性格してるお方ですからね、そんな晋助の幼い恋心を聞いたら俄然嬉しくなってそっと微笑むよ!
「ふふ。銀時にも小太郎にも言いませんよ。私と晋助だけの秘密です。……八恵には、まあ、小出しくらいにしておきますか」
って、微笑みながら言うよ!そして真顔な晋助に、「いや待てよアンタ」的な、「小出しにする相手が間違ってんだよ」的なツッコミを追い追い入れられています(晋助も先生にツッコミ入れてたもんな!)