昨日の朝ぼけーっとニュースを見ていた時
「連休も後半に入りましたね!」「もうUターンラッシュが始まりました!」
……何が後半…だっていうのか。私の連休はまだ始まったばっかりじゃい!!Uターンもくそも何処にも行ってねえよ!!
とか思ってしまうんだけど、この連休のくそ混んでる高速道路の中継とか見ているとうんざりしてくる。
まあ人と金が動いて経済活動的には良い事なんだろうけど、こんな時にもお仕事を頑張っておられる接客や運輸業のみなさまお疲れさまですだわ。
しかし連休明けに会社に行くのがツライ…。おみやげ責めにあってもお返しする物がないのが心苦しいわ。
どっかに出かけて何か買ってくればいいんだろうが、あの混み合った場に行く勇気と元気がない。

そんな連休ですが、とりあえず休み前に借りてきたDVDをちょこちょこ見ている。
こう言ってはなんですがクソ映画を見て時間を奪われるのを避けたくて、ネットでお勧めしていたものを借りてきた。

●イット・フォローズ
●ドントブリーズ
●キングスマン

あとちょっと前に
●ライト・オフ
●インシディアス

…キングスマン以外はホラー映画。
キングスマンは見たくて借りて、他はネットの評判から借りてきたので、ボチボチ感想を書いていく。
ネタバレ有で書こうと思っているのでお気をつけて。 

●イット・フォローズ
この映画、低予算ながら絶賛されている、とのことなんだけど、私はこのタイプのホラー嫌いだわ。
ホラーといっても心霊系とかモンスター系とか殺人鬼系とかいろいろあるので、分類をつけてみるとするとこれは…なんになるのかな?ミステリアスモンスター系?(さっぱりわからん)アナログ「リング」って感じ?
ハッキリ言って怖くはない。盛り上がりに欠けて内容もオチもすっきりせず、本当に低予算ロードムービーって感じ。

ストーリーが、主人公は金髪美女(この映画ではそういう設定)のジェイ、その妹のチェリーコーラボイン、その友達のメガネっ子(女子)、同じく友人のヒョロガリ(男子)
この4人はどうやら幼馴染のようなんだけど、お年頃になってヒョロガリはジェイに恋心を抱いているもののジェイはヒューって名前の男と付き合っている。
ある夜ジェイとヒューが車内でセックスしたあと、ジェイが幸福気分でピロートーク(車内だけど)しているとヒューによって気絶させられてしまう。
気付くとジェイは車いすに縛りつけられていてヒューから警告を受けることになる。
・「それ」は人にうつすことができる。さっきヒューがジェイにうつした。(セックスでうつすことができる)
・「それ」はうつった人間にしか見えない。
・「それ」はどこまでもついてくる。
・「それ」は身近な人間に擬態することがある。
・「それ」は歩いて近づいてくる。
・「それ」に捕まると殺される。そして捕まって殺された奴にうつした奴に戻ってくる(これはヒューの憶測かもしれないけど)
そんな感じの事を言って逃げ切れよ!と言い残して姿を消すのだ。

「それ」の一番最初の登場は素っ裸の女の姿で近づいてくる。それはちょっと気持ち悪い。
わけがわからないものの「それ」らしきものに追いかけられるジェイは精神的にも追い詰められていく。
最後にジェイは「それ」と直接対決して、その後…という感じで終わるんだけど、…怖くないんだなこれが。
「それ」の正体は最後まで明かされないし検証サイトとかもあるけど「答えは君の心の中に☆」的なオチっぽいので深く考えないし、考えるほど興味も湧かなかったわ。

服装や街並みが70年代のような演出で、ティーンが主人公なものの携帯電話も出てこなかった(メガネっ子が貝型コンパクトみたいなもので白痴を読んでいたが)。とにかく荒廃感というか、若者が主人公なのに明るさや元気さが全然ない。
その雰囲気は良い映画ではあった。
ただ、いかんせんメリハリがないんだよなー。 

●ドントブリーズ 
これも廃墟ばかりの映画であった…。どっちもロケ地がデトロイトなんじゃ。
主人公が警備会社にお勤めの父親をもつ坊主(とにかく顔が地味)。
その坊主と空き巣チームを組んでいるマネー(この名前はいい加減なあだ名じゃなくて本物)(明らかに最初に殺されそうなフラグハンパない)、家庭環境がヤバいので幼い妹を連れて家出をしたいねーちゃんロッキー(これも本当の名前)(とにかく足が短い)。
この三人が大金を自宅に置いているという退役軍人おじいちゃんの家に押し入るところから恐怖が始まる。
これを何系に分類するかというと、呼吸禁止のサバイバルホラー(死んじゃうって)、そう、ドント呼吸ということよ。 

この退役軍人おじいちゃん、戦地で負った怪我により目が見えないの。なのでとにかく視覚以外の嗅覚聴覚が鋭い!
そういうことで、忍び込んできた3バカをバッタバッタと返り討ちにしてしまうのよ。

ホラー映画ってだいたい主人公逃げ切れ!!頑張れ!!って応援しながら見てしまうんだけど、この映画は全く主人公たちに好感が持てず、こいつらばかじゃねーのと思って見てしまった。そして中盤までおじいちゃんガンバ!やっちまえ!!と思って見ていた……が、中盤にジジイにも応援できなくなってしまうドきついアブノーマルさを見せつけられてしまい、こいつらみんな死んじまえばいいのにと思いながら終劇をむかえた。
ハラハラしてなかなか良かった。キョンシーを思い出したね。
キョンシーも息を止めて物音を立てないと、どこにいるか判別できなくて襲ってこないからね。

エンドロールに「サム・ライミ」のような名前を見つけたんだがサムライミさんが制作に係わったのだろうか?
とりあえずこういう系ホラーは誰が生き残るか予測して見るのが醍醐味ですな。 

さて、疲れたし後はまた今度にしよ。