折角の連休なので出かけてみる。
行先は 日本最大、最古のピラミッド「皆守山」である!!(じゃーん)

と、無邪気に発表してみましたが最古のピラミッドってどうゆうことなのか…といいますと、なんか都市伝説やら歴史ミステリーやらその筋(どの筋)では有名な話しだけど、エジプトのピラミッドは日本のピラミッドを模して造られたという説があるのです。
日本には山があるけどエジプトには山がないので、石を積んであの形になったのだとか。
となると、ピラミッドってなんなのか?お墓?何かの舞台装置?
まあ興味が湧いたらググりましょう。

まあそれはさておき、皆守山ですよ。
この存在を知ったのはもちろん九龍妖魔學園紀からですが、これ長野県長野市にあるのです。
数年前から行ってみたいけれど、と放置していたのを思いつきで行ってみる。
場所を検索すると長野市篠ノ井駅から南東へ10kmほど…と書かれている。
…あの、住所をハッキリ書いてくれないか。南東へ、しかも10キロってもはや篠ノ井駅を起点に考える必要無くないか。

さて気を取り直して、皆守山、皆神山とも書いてあったりどちらが正しいかよくわからなかったけど山の上の神社には皆神神社と書いてありました。
場所は松代。そう、真田家ゆかりの松代です。
松代の真田記念館辺りから南東へ5キロ位…(←おい)(しかも曖昧)
住所が良く分からないため携帯で皆神神社を検索し、携帯のナビを使って篠ノ井駅からしゅっぱーつ。 

途中千曲川を渡り山沿いを走っていると「妻女山展望台入口」という看板を発見。
……よ、寄り道…いや後で、後で寄ろう。ハイ直進!

車は進み松代の街中へ。とにかく今までも思ってたけど、長野市って道細すぎない!?国道なのに中央線がないしすれ違いぎりぎりの道多いし、茶臼山動物園に行く道とか交通量が多いのにすれ違えないぐらい道が細い!!
別に城下町とか寺町周辺の道だけを言っているわけではない、全体的に細いんだよ恐いよ!これは山が多いせいなのか?つーか新潟が田舎だから広いだけなのかなー。あと国道混み過ぎ!! (まあ連休だし)

気を取り直して、松代町中心部を抜けるとボツボツ看板が出てくる。
「皆神山ピラミッド参道入り口」
…まじか、ここ行って大丈夫?戻ってこられる?てか、これ、あぜ道じゃない?
……あ、ナビさんの間違えだったもーうもーうドキドキさせないでよ行ったら戻ってこられなかったじゃないか…さてもう少し前進。 

目の前に「俺がピラミッドっす」って感じの山がある。 ついに来たぜ、皆神山に!と思ったらナビさんが左折しろって言ってる。
これじゃないのかって、左折したら住宅街なんですけど…と、思ったら皆神山入口に到着していた。
……わかりにくい。とても道が入り組んでいて…おそらく車が通れる大きめの道を指示してくれてるんだろうが(ナビが)何回曲がったかわからん。そしてどの山なのか全貌を拝む間もなく登山口に着いてしまい、そしてUターンしたり駐車するスペースもないのでとりあえずこのまま山頂を目指す。

しかしさ、ちょっとさ、新興宗教っぽい旗とか看板みたいなものがいっぱいあって正直気持ち悪いんだけど。(言った)
入口に「祈りの聖地」とか書いてある。こわ。
祈りの聖地って誰が決めたの?そういう物言いが新興のくせに厚かましさ全開な感じがして嫌いなんだよ(いいすぎ)いや、新興宗教じゃなくて地元の自治体が作った旗なのかもしれないし根拠はあるのかもしれないけど、なんかさ、アッチ系(どっち)みたいでこういうの好きじゃないわ。
よくあるひとつの神社の中に何の縁があるのかわからないけどありとあらゆる神様が祀られていたりしてるのもなんだか気分が悪い。きちんと祀られているのならばまあ、とも思うんだけど、ヒトの浅はかさっていうか厚かましさっていうか、あざとさというか、愚かさを感じていい気持ちにならないんだよね。……なんて宗教や新道に関する知識が全く無いくせに何を言っているのか。

それはさておきまたもやすれ違い困難な細い山道を登る。入口付近で下りの車とすれ違ったんだけど、正直ここに来るようなモノ好きなどいまいと思っていたのでびっくりした。ちなみに神社で二組の人に遭遇し、下る際1台すれ違った。
結構人が来るんですね。
えーとにかく、山道恐いんですけど!!
以前坂が急すぎてアクセル踏んでも登らないという恐ろしい目にあったことがあり、坂道が恐い(へたれ)
ガチで、このまま車が後退して崖下に落ちて大破するかと思ったんだ。 まあそのとき車内には大人4人未就学時2人の乗車人数最大だったせいもあるのかもしれないが。
登り道でもナビさんは「この先右折です」「左折です」とか案内してくれるけど、その案内の逆方向はガチで山の中だから!そんな方角行かないから!!恐いから!!と思っていると山頂の開けたところに出た。

ナビ「この先左折です」

まじか。ここ?ここ曲がるの?この先に建物があるんだけど、いやこの曲がった先にも建物の屋根が見えるけど道が途中からあぜ道になってるじゃん!!ぜったい戻りはバックで戻らないといけない道じゃない!?しかもただのバックじゃない、坂道バックとかもうホント恐いようこわいよう ひとりでくるんじゃなかったよう!!(←色々あって限界)
ということで、とりあえずナビさんの言っていることを確かめに車を降りて歩いて確認に行く。 もうとにかく坂道駐車で車が重力に従って坂道を転がり落ちていく想像ばかり膨らんで心中穏やかでない。

結果、ナビさんの案内は間違っていて、もう少し真っ直ぐ進んでいれば神社があり、参拝者駐車場もあり、きちんとUターンできる広い平坦な土地がありました。変なあぜ道に入っていかなくて良かった本当に…。

しかし、この皆神山は歩いて登ってくるのがセオリーでして、鳥居は登山道にしかない。車でやってきたヤツは鳥居もくぐらずイキナリ山門(?)まえからスタートになる。ちなみに手水がない。鳥居の辺りにあるのかもしれないけれど見にいっていない。
とりあえずお参りをし、何かあれこれと説明が書いてあるモノが沢山あるんだけどハッキリ言って意味がわからないのでほとんど読まず、おみくじを引いて車に戻った。
とにかく車が重力に従って…(以下略)の想像でゆっくりしていられないんだよ!!(せっかく来たのに)
岩戸神社とか謎の井戸とか探したかったけど心中穏やかじゃなくて(以下略)

そして山を降り妻女山へ向かったんだけどここもまた細い山道なので、山入口の謙信公が矛をついて湧水を出した地点を拝んだだけで展望台に行くのをやめた。
だって坂道こわ(以下略)


こんな計画性のないおでかけをしてきたわけだが、実は数年前からとにかく片頭痛がひどくて、特に春先の今の時期がひどいんだが、そういうわけで出かけたり遠くに行くのが恐いし辛いのだが、事故もなく無事に帰ってこられて良かった。
100キロ近く運転して頭痛と吐き気がハンパなくなり、篠ノ井駅で休憩してだましだまし皆神山へ行ったが、山道の恐さに意識が全振りしたせいか、皆神神社の中では頭痛がぱったりと止まっていた。
これも神社とこの不思議な伝説や伝承のある皆神山の御利益かもしれない。と、いうことで、皆神神社では無事おうちに帰られるように祈願してきました。
片頭痛の周期は一度はじまると数週間・数か月続いてしまい、正直今も頭が重いし辛いけど、がんばって行ってきて良かった。
後悔はない。というか、もう一度、行きたい。