昼休みにタマキング著(笑)の「わたしの旅に何をする。」に、チベットの鳥葬の事が書かれていた。
チベットでは遺体を鳥に食べさせて、故人を天へ運んでもらうという弔い方があるという話しを昔聞いたことがあった。
そういう弔い方があることに驚き、チベットだから高い山の上へ遺体を運び、鳥たちがついばんだ後遺体が骨になるまで放っておくというか風化させるというイメージだったのですが、タマキングのチベット旅行記を読んだらどうやら様子が違う…。
鳥葬はフェンスに囲まれた丘で行われる。まず食べにくる鳥というのがハゲワシ。ハゲワシは屈んだ大人くらいの大きさらしい。…まあ、人間を食べる鳥だから、カラスとかそんな小型の鳥ではないだろうけど、…ちょっとハゲワシを見に動物園に行きたい。
そんな屈んだ大人みたいなのが300羽くらいフェンスに集まり殺気立っているらしい。
そんで遺体は放置されるのではなく、担当者が剣のような包丁で肉をそぎ落とすらしい。5体の遺体の肉が解体されている間(1人ずつではなく複数人をいっきに弔うのだそう)、マラソンのスタート前みたいなハゲワシたちがフライングして寄ってくると、見張り役の男が長い棒やひもをぶんぶん振り回して遺体をガードするのだそう。シュールwww
食べ始めたハゲワシたちは5分か10分で肉を食いつくし(怖い)骨だけになった遺体はハンマーで粉砕し、その骨すらもハゲワシが食べる。
ハゲワシェ…(;・∀・)
うっかり生きてる人間までついばみに来そうじゃないかハゲワシ…。
そういえばモンゴル出身の女性から、モンゴルでは川に遺体を流し、魚に食べてもらう川葬をするというのを聞いたことがある。(最初モロッコと書いたけど、モンゴルの間違い)
世界は広い…。
それに新潟県内でも村上だったか新発田より北側の地方は通夜のときには遺体が骨になっている(火葬が終わっている)というのを聞いたし、日本でもいろいろ弔い方や順序が違うもんだ。宗派でも違うだろうし。
ちなみにうちの地方は通夜→葬式→火葬→お斎→初七日と49日のお経を合わせて坊主が読経を2日間で行う。目まぐるしい。
阿賀北のお葬式事情ですか?
確かに葬儀の時はお骨になってますよ。家の場合は納骨も初七日もそのまま済ましたよーな。
そのせいかTVのような葬儀から出棺ってのはちょっと違和感を感じます。地域や宗派が変われば冠婚葬祭のしきたりも変わりますからね。その辺は総裁葬祭センターの方が強いかと思います。
…阿賀北!!
今まで上杉謙信公の時代に下越地方の豪族をなんで揚北衆って呼ぶのかなと思っていましたが、阿賀野川の北の地域で阿賀北か。…納得(今まで気づかなかった)
葬儀の時に納骨まで済ませてしまうってスピーディーですね。遠方から来る人には有難いし、喪服のクリーニングも1度で済むのも有難い(笑)
うちの地域(宗派?)は葬儀の後にお骨が家に帰ってくると納骨の日まで家を留守にできないという決まり(?)がありました。とはいえみんな仕事があるので留守にしちゃうわけですが、お盆の間もそういう決まりがあるらしく、誰かが家で仏壇のお守をしなくてはいけないそうです。うーん、生きてる人間も大変なので数年前に死んだ人のためにそんなに時間を拘束されても…と思います。罰当たりですが。
火葬が早いのは、葬式のために何日も仕事を休めない稼業が多い地域だったとか何か所以がありそうですけど、確かに葬祭センターと地域の寺がそう決めただけというのもありそう。