通販のかには、安ければいいというわけではありません。
届くまで品物を見ることができませんので、全て写真の通り、身が詰まった新鮮なものといえないのが現状です。
第一に、業者の評判を確かめることがかに通販のキーポイントです。
通販でかにを買うのは初めて、と言う方は色々な手段でお店を探すと思いますが、先に買った方に評判を聞くなどして決めるまでに十分時間と手間をかけてください。
詐欺の罠というのは、恐るべき巧妙さで法律や取締りからの抜け道を編み出し続けており、実際に先日危うく騙されかけたのが、なかなか食べる機会のないかにを食べたい気持ちを煽り、通販を騙ってお金を出させる詐欺です。
その手口は様々ですが、共通しているのは、アンケートに協力させてこちらの対応を伺い、巧みにかに通販へと誘導していくことです。
アンケートの中でプレゼントなどにつられて個人情報を答えていたりすると、何日かたって、目玉の飛び出そうな値段と思われる大ぶりのかにが送りつけられ、どうなっているのか業者に問い合わせても取り合ってもらえず、あきらめてお金を払ってしまう人が多くいるそうです。
買いたくない人に売りつけるのとは違いますが、買いたい人がかにを選ぶときに実物よりランクの高い写真を見せておいてまるでどこかの国で発覚した杜撰な食品管理の話のような、衛生的とは言えない品質のものを送ることまであるそうです。
法律的な考え方はともかく、こんなやり方は詐欺も詐欺、悪質な手口だと思いませんか。
通販は、相手も商品も見えないものだけに、信用できる会社を見つけることこそが、いいものに出会えるかどうかの境目なんですね。
蟹通販で狙い目なのが、ワケアリの蟹。
その購入をそれがお得だと敢えて主張するのにはそれなりの理由があるので、ご説明します。
それはひとえに実店舗とネット通販の違いです。
普通のお店では、傷物などは店頭に出ていませんが、そのぶん値段も普通通りで、代金についてトクをするのは難しいですよね。
対して、蟹通販には通販ならではの利点があります。
つまり、形さえ気にしなえれば、傷物の蟹が安く買いたいお客様向けに「訳あり蟹」として売っており、確かに蟹の味自体には影響しませんから、考えようによっては大変お得です。
買ってもいない蟹が突然家に送られてくる。
それが世に言う「カニカニ詐欺」の蟹通販詐欺です。
代引きで送られてくるのが基本ですが、家の誰かが注文したのかと思い、支払いに応じてしまう人が少なくないようです。
詐欺といえば詐欺なのですが、ベラボウな金額を請求されているわけでもなく、現実、蟹は届いているのですから、警察にも言わずに済ませてしまうことが多いのです。
少しでも変だなと思う荷物が来たときには、まずは詐欺ではないかと疑ってみるのがいいでしょう。
蟹の種類の一つである渡り蟹。
ガザミという和名でも知られる、横に大きい形をした蟹で、かつては東京湾でも獲れたそうです。
現在では有明海や瀬戸内海など浅い内海に分布しており、底引き網や刺し網で漁獲されます。
最高級品は甲幅30センチにも達する、かなり大型の蟹であり、蟹肉や蟹ミソ、そして卵巣など、捨てるところのない美味の塊として知られており、食材としての目的で昔から多く漁獲され、日本各地に有名な漁場があります。
様々な食べ方が楽しめる渡り蟹。
中でも茹で蟹や蒸し蟹にして食べるのが古くから最も一般的とされましたが、パスタや味噌汁の具、また韓国のチゲの具材としてもよく使われます。