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屍鬼パロな高新3


昨日から悪人坂田へのときめきが隠せない乙女という名のユカリですコンニチハ☆彡(早く病院んんん!!)

ああ、なんて萌えなんだろう…悪人の坂田。坂田さんが本物の外道モードONになっている様子にキュンキュンくる末期なユカリ。

(素で)外道な坂田×(素で)天使な新八

とかもう、22禁の勢いだよね。何か怖いもの見たさに、指の隙間からそっと見る感じだよね(それでも見るんかい)。とりあえず、坂田が外道オーラを纏っている図がハンパないエロさだと思う人はユカリと魂レベルで親友だよ!(嫌だよ!)

親友どころじゃない、心友だよ!(だから嫌だって!)

高新←銀もユカリの常備食なんですが、坂田が外道をやりだすとユカリが書いてる晋助の外道なんて、『本ッ当可愛いモンなんだなァ…☆』って思わざるを得ないですね。そしてうちの晋助と坂田は標準装備で仲が悪いです、多分地の果てまで戦いを繰り広げる間柄だと思います。うん。目を見れば抜刀みたいな(どうしようもないな)。

十四郎はまあ、別次元(キュン)(えこ贔屓!)

だってしょうがないよねソレ、だって公式だよねソレ!
晋助と坂田は二人で新八取り合ってんのが、公式なんだよね!(疑わないユカリだよ!)

つー訳で『早く病院行けや、頭のォォォ!!』という皆の視線がユカリに心地好く突き刺さってきた辺りで、今日も元気よく高新の屍鬼パロに行ってみましょうね。


※以降、死ネタ頻発地帯です。主立ったキャラもばんばん死亡する可能性があります

※『屍鬼』をパロっていますが、小説に出て来る登場人物達を模してはいません。背景や舞台を取り入れたものとお考え下さい

※小説書きになったり箇条書になったりするカオス地帯です。すみません


―――

一晩目は結局、新八を襲えなかった晋助です。新八の丸く人懐っこい瞳が自分を写して、親しげに半円を描くとどうしても胸がキュンってなってしまい、まだ成熟しきらない体を引き倒してその白い首筋に歯を立てることができなかった…そんな晋助なんです(執拗な説明)。

だが、それを許さない男が一人。


「何遊んでんの、お前」

そう、坂田(外道モードON)です。坂田は昼間は一介の中学教諭、しかし夜は魑魅魍魎の屍鬼を束ねる幹部の一人である訳です。晋助が新八を襲っていないことは、昼間の学校で新八を見れば一目瞭然。

だって新八はぴんぴんしてる。貧血症状も出てないし、何より晋助が死んで以来見せていなかった笑顔すら見せている。そんな新八を見て、内心苛立ちを隠せない坂田銀時(エロス)という訳です(何だその補足)。

そして事態はもう二日目の夜に突入している訳で。


「テメーがやらねぇなら、俺が行くって言った筈だけど?」

と、その赤い目を細めて皮肉る坂田。それに晋助は何も言えず目を逸らします(若いな)(イメージは攘夷時代)。

「お前も分かってんだろうけどよ、“食事”しねェと死んじまうのは人間も屍鬼も一緒なんだよ。しかも血が欲しい時のあの喉の渇きは尋常じゃねーし?」

晋助を見て、ふと唇を微かに歪め笑う坂田。そこに昼間新八が慕う“坂田先生”の姿はない。ペットボトルか何かに入った血を晋助に見せ付けるようにラッパ飲みしながら、椅子に座ってるといいですね。鼻くそでもほじりつつ。
ワイングラスではないね、坂田だから(そこは譲れん)。

屍鬼だって一応生きてるから(一回死んでるけどな)、食事をしないと生きていけない。しかも血が不足した時の渇きは尋常じゃあない。狂わんばかりの飢えと苦しさと、でも新八への想いの狭間で揺さ振られる晋助。

それを見越している坂田はどこまでも冷徹になれる。

“狩り”に失敗した屍鬼には罰として一切食事を与えない、そんな単純で原始的な制裁が、実は屍鬼になった者には一番有効だったりするからです。


「テメェ…、殺してやる…」

そんな風に自分を挑発する坂田を、射殺すような視線で睨みつける晋助。ギリリと食いしばった八重歯は獣じみて尖り、もう人間とは違う生き物になってしまった晋助の姿がかいま見える。
けれども坂田は、晋助に血を与える気は一切ない。

「いいの?」

代わりに、ニヤリと僅かに笑う坂田。ぐいと血を煽り、一言。

「新八って、美味そうだよね」

ひそやかに紡がれた坂田の言葉に、瞠目する晋助。坂田は昼間も起きていられる特別な屍鬼だから、晋助とは違って当然昼間も新八を狙える。しかも新八も坂田には懐いているから、二人きりになる機会を作ることなんてたやすい。

この男ならきっと、いや、確実にやる。
新八が殺される。


(殺されるどころか…)

ハッと目を見開く晋助。

この男はきっと、坂田は自分が新八に抱いている気持ちを知っている。掌握している。

とすれば、新八をどうする。


屍鬼に一度血を吸われた人間は、その屍鬼の命令に従わざるを得ない。晋助よりずっと御しやすい新八をコントロールすることなど、坂田にとってはたやすいことだろう。

それはつまり、


「ッ…!」

瞬間、ガタンと立ち上がる晋助。

「あれー?どこ行くの、高杉クン?」

素知らぬふりでひそりと嘲る坂田を横目に、歩き出す晋助です。もう振り向きもせず、歩き始める晋助。

苛立ちと焦りと飢えと渇きで、彼の頭の中は常に焦燥している。屍鬼になってから、目覚めてから常にある焦燥が、晋助の胸を渦巻いている。
熱く、揺さ振られるような葛藤がある。

それでも坂田に手を掛けられるくらいなら、坂田に奪われるくらいなら、いっそ俺が新八を…という思いもどこかにあるのは確かで。


(屍鬼になってもこんな感情を抱えてるたァな…なんてエゴイストだ、笑わせやがる)

と自嘲し、白く輝く月夜の下、志村家への道を辿る訳であります。


所変わって志村家。相次ぐお葬式の為、新八の姉の妙も近隣民家の手伝いに奔走しています。

『隣組』っつって、近所の家で冠婚葬祭があると皆して(主に女衆で)手伝いに行く習わしがあるよね。その事情で妙も様々なお葬式の準備に追われ、昨夜から新八の様子がどこか違っていることにはまるで気が付きません。

「新ちゃん、あの角にあるお家のおばあちゃんが亡くなったから、手伝いに行って来るわね。今日は泊まりになるけど、大丈夫?一人で居られる?」

と、エプロン片手に不安げに新八に尋ねる姉上。大事な幼なじみを亡くした弟を、なるべく一人にしたくないんでしょう。しかし村での緊急事態にそんなことも言ってはいられず、歯噛みするような思いを抱える姉上です。

しかしそんな姉を心配させまいと、にこりと笑う新八。

「大丈夫です、姉さん」

ふわりといつものように微笑む弟にホッと息をつき、『戸締まりはちゃんとするのよ』と言い置いて妙は出かけます。まさか自分の弟が、屍鬼に魅入られているとは気付かず。

そのままバタンと閉じられた玄関ドアの音を聞き、家中の電気を消しに行く新八。何故かは分からないけど、一つ一つ消すうちにどんどん新八の鼓動は早くなっていく。


(晋助、今日も来てくれるかな?)

屍鬼は光を嫌う。
屍鬼は闇に集う。
晋助だって、きっと。

そんな無意識が、新八に光を消させている。最後に残ったリビングの明かりを消すと、家は完全なる闇に包まれる。

そのリビングのソファに座り、脚を抱えるようにして小さくなる新八。
少年の目は、リビングの窓の向こう、暗闇に満ちた空間を見つめている。今か今かと、逸る気持ちを抑えきれぬまま。

(晋助、来てくれるよね)


新八の中で、晋助が“人間ではないモノ”であるという事実はまだ希薄です。屍鬼ということは分かっていて、実際脈を取って確かめたりしているけれど、晋助が自分に直接被害を及ぼした訳ではないから。
昨日はただ彼が生きていた頃のようにたわいもない話をして、微かに笑って。そんな自分達はまるで以前のように自然だったから、新八はまだ晋助が屍鬼であるという意識は薄いです。

だからなのか、晋助を待つ少年の瞳には何の怯えもない。ただ彼に会える、その嬉しさが勝っている。

と、その時。
はたして、新八の望みが叶えられる時がやって来ました。植え込みの影からひょいと姿を現したのは、間違いなく晋助です。冴え冴えとした月光が、晋助の立ち姿を浮かび上がらせます。

その表情までは、掴めないけど。

「晋助!」

その姿を見て急ぎ立ち上がり、リビングの窓を開ける新八。

「入ってよ、晋助」

にこにこと屈託ない笑顔を晋助に向ける新八。それを見て、微かに動揺する晋助。


実は屍鬼にとって『家に招かれる』ということが、その人間の血を吸う為の第一段階なんですね。『招かれる』なら、ここは何でもいいんです。直接家に入るでもいいし、口約束でもいいし。でも狙った人間の家に招かれることが、その人間の血を吸う為の必須条件。


それを知っている晋助は、やはり少しだけ動揺を隠せない。だって入ってしまったらきっと…と思うから。

きっと自分を、抑え切れない。


「………」

からからと渇く喉にごくりと唾を飲み込み、晋助は手招きする新八をじっと見つめます。新八はにこやかに笑っていて、至極健康そう。Tシャツの袖から伸びたすんなりと細い腕も、ハーフパンツから覗く脚も、健康そのものな少年のそれです(舐めるように見てるなコイツ)(ユカリもだが)。


「上がっても…いいのか」

再度ごくんと唾を飲み、呟いた晋助。じり、と踏み出す足は、体は、血を欲している。新八の首に歯を立てて、その血を貪ることを欲している。

誰よりも愛して、大切にしてきた、その新八の血を啜る。

新八に歯を立てる。

それはきっと、もう屍鬼になってしまった晋助にとっては抗いきれぬ甘美な欲求。


「?…いいに決まってるよ、早く!」

新八は疑うことを知らないです(キュン)。窓の近くまで来て躊躇う晋助の手をぐいと引く新八。それに誘われるままに、晋助もついに志村家に上がり込んでしまう。

「僕の家なんて何度も来たことあるだろ?変な晋助」

そう言って笑い、『飲み物を取って来る』と離れようとする新八の手をぐいと引く晋助。思いがけない強い力で引き戻されたことに、少し驚く新八。

「どうしたの、晋助…?」

「今は、いい。…何も欲しくねぇ」


とっくに心臓は止まっている筈なのに、晋助は何故かどくどくと高鳴る己の鼓動を聞いたような気さえ覚えます。茶色がかった黒目がちの新八のその瞳に、自分が写り込んでいるのが分かる。

暗い闇の中でもそれが分かるようになったことだけは、屍鬼になって良かったただ一つの点かもしれない。

そんなことを思う晋助はロマンチスト(さすが「かぐや姫云々」と呟いた男)。


でも晋助が、『何も欲しくない』訳がなくてね。血を、新八の血を屍鬼となった体は求め、半ば狂いそうな程に喉が渇いている。

そして本当に欲しいのは血か、新八か、もう晋助には分からない。
ただ、ひどく喉が渇いていて。


その焦燥の赴くままに新八を押し倒せば、これには新八も慌てた様子です。ガタンと派手に立てられたソファーがずれる音と、新八の体がフローリングの床に押し付けられた鈍い音が重なって。


「いっ…、何するんだよ!」

ムッとした様子で晋助を睨む新八(そりゃそうだよね)。でも見上げた晋助の目はどこか違ったように感じて、びくりとわななく新八。猫のようにきゅうと細まった瞳孔で、“獲物”を見る目で晋助は新八を見下ろしている。
途端、新八の鼓動は太鼓を叩くようにテンポを速めていきます。

どくどく、どくどくと。


「…お前は甘ェ」

晋助は、そんな新八を見つめてぼそりと呟くんですね。そして、新八の髪を一房掬って。

「屍鬼を家に入れちまうなんざ、」

くくく、と低く笑みを漏らした晋助の唇からは牙が覗いている。それを見て恐ろしく感じるも、もう抵抗はできない新八。

「…晋助…?」




…。

あああ、終わらんかったよ!あと二日くらいで終わりますから、すみません!(涙目)つかこのままエロスに突入しそうな勢いですが、大丈夫ですか。

創作の18禁てどうなんかなブログ的に(ダメだろ)。

5/7・5/8ブログコメント返信


追記より、ブログにいただいた拍手コメントへの返信です。


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