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モスマンとかチュパカブラとか、常識の範疇っしょ(書籍:幻獣ムベンべを追え)

ついつい口ずさんでしまう歌、それは「なつーは股間がかーゆくなるー」
あの無意識に口ずさんでしまう中毒性あるフレーズを作詞作曲した人すごいわ。別に股間はかゆくないけど。
あと運転中に唐突に口ずさんで(叫んで)しまいたくなる「はっかったっの、塩!!」

ビョーキか。


さて、「おもしろい」といっていた本を読み終わり、また別の本を買ってしまった。
ちなみに前回書いていたトヨタの社長の本だが、正直後半はつまらなかった。
この本はテレビでよく見る豊田社長がどんな人なのか知りたくて買ったんだ。創業家の御曹司とはいえトヨタ社内では歓迎されておらず、学生時代もトヨタのお坊ちゃんとして自分自身のアイデンティティに悩んだという。そこら辺から社長就任直後辺りまでは面白かったんだけど…。近年から現在辺りまでの内容は「今のトヨタの取り組み」を紹介しているだけで全然おもしろくねぇ。豊田社長の主観や気持ちをもっと書き込めやい!という気持ちで後半ナナメ読みで読了した。

そして「おかしなシンドバッド」といっていたが正しくは「怪しいシンドバッド」だった。
この作者の高野秀行先生は、早稲田大在学中に探検部にて「コンゴ・ドラゴン・プロジェクト」を立ち上げ、当時全く国交のなかったアフリカのコンゴ共和国へ怪獣コンゴ・ドラゴン=モケーレ・ムベンベを調査に出かけた内容を書きあげた「幻獣ムベンべを追え」をはじめ、数々のUMA調査に出かけた内容を出版しており、それがまあふざけた文体ではないのにメチャメチャ笑わせてくれるんだ。

これらの幻獣、かつての水曜スペシャルとかをテレビにかじりつくように見ていた私としてはモケーレ・ムベンベとな!?と、懐かしい名前を聞いた気になるが、相方はムベンべの事を全く知らなかった。
「ネッシーとかオゴポゴとか野人とか、いわゆるUMAの名前よ」 と言ってもピンときていない様子。「お…おご…何?」とか言ってる。
モケーレ・ムベンベやオゴポゴは一般常識ではなかったのか…!!目からウロコ。

その高野先生のUMA調査探検のスタンスは、あまり本気で「いる」とは思っていない。
ただ、その地で未確認生物の目撃情報や噂がなぜ広まったのか、それらを現地の人達とのコミュニケーションで調査していく。UMAの噂が旅行者を集客するための「やらせ」だったりすることがあって、その「やらせ」の背景にもインタビューでもって迫ったりする。そして結論はズバリと書かないけど、先生がこういう風に考えているな…というのは行間からビシビシ漂ってくるのだ。

先生が様々な国へ行き、日本にいては到底遭遇しないであろうハプニングをおもしろおかしく書いているのが「怪しいシンドバッド」だ。
とにかくコミュ力が高くて現地の人の懐へ入りこむのが巧いんだ。
先生の文体からはユニークさがあふれ出ていて、現地のヒトが先生とたちまち仲良くなれてしまう様子を「秒で先生のファンになる」ということで身をもって理解し、読了後には次に読む先生の本を探してしまう。
まあ、ここは先生、メッチャいっぱい本を書かれているのでしばらく安心して次々読めそうだが。

今は、そんな探検家の先生が腰痛を発症し「腰痛難民」として彷徨う様子を書かれた「腰痛探検家」を読んでいる。
さまざまな腰痛あるあるとともに、整体や接骨院などに食べログみたいな「ききログ」がないなんて…みたいな嘆きや、成果が見えなくなった整体院を見限り、別の整体に通った際、つい以前の整体の先生を擁護する(見限ったのに)ような気持ちになってしまう「昔の彼氏が忘れられないダメ女子」のような心情になる様をおもしろおかしく書かれている。
これも現在読書進行率70%…もうすぐ読み終わってしまう…!
読み終わるとkindleが「あなたへのおすすめ(はぁと)」と高野先生の本をバンバン表示してくるので、しばらくはまだ高野先生リレーが止まらないだろう。
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