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獣化な妄想

黒豹さんとうさぎさんな高新ちゃん欲しい。セットで欲しい!

黒豹さんはどこに行くのにも、基本はうさぎさんを咥えて移動する。「てめーは俺の保存食だからなァ」的な意地悪が基本ですよ。でも食べないんですよね、知ってる(そうかよ)

そしたらうさぎさんはさ、

(何だろう。この黒豹さんは、もしかしたらいい黒豹なのかな……)

とか思い始めてくる。お耳を立てて、鼻をひくひくさせます。そして、なんとなく黒豹さんの毛づくろいなどを始める(見よう見まねで)(でも結局邪魔にしかならない)

黒豹さんは基本、何だコイツうぜェな、ってスタンスで、でも周りの肉食仲間さん(銀さんジャガーなど)に、

「アイツ食っちまわねーの。なら俺が食っていい?」(死んだ魚の目で)

って聞かれたら、即座にぐるぐると唸ります。唸り果てます、ハイ。
「……アイツは渡さねえ」(威嚇)です。銀さん呆れ顔ですよ、

「いや、渡す渡さねェの話じゃなくね?俺は食物連鎖の話してんだけど」(引き続き死んだ魚の目)

です。俺らは連鎖の頂点に居るのに何を言っているのかと。でも黒豹さんは聞かない。全然聞かないの、そして孤独に巣に帰っていく。
『単なるうさぎを食べねーのかよ、何やってんだあの中二病』的な目線にさらされながら、肉食界の爪弾きになりながらも、黒豹さんはひっそりと帰って行きます。

そして巣に帰ったら、何だか巣が綺麗になっている。どうも黒豹さんが留守の間、うさぎさんがせっせと綺麗にしたらしい。小さな身体でせっせと巣を快適にしていたらしい。
そしてお目目をくるくるさせながら、お耳をぴんっと立てながら、ずっと黒豹さんの帰りを待っていたのです。

そんなうさぎさん、黒豹さんを見たら飛んでくる。駆けてくる、ぴょんぴょんと跳ねてくる。

「黒豹さん!今日は遅かったんですね。僕、今日はお掃除していました」(笑顔)

まったくもう、とんだ非常食が居たものです。嫌になるくらい、うさぎさんは黒豹さんのことしか考えてなかったのです。自分が喰らわれる立場ということを考えない。顧みない。本当にもう、とんだもんを拾っちゃったものですよ。

そしたら黒豹さんは顔だけは無表情を保ちつつ、ちっ、と低く舌打ちだけして目線はうさぎさんから外すのね。敢えて外すのね。何でコイツうさぎやってんだクソが的な、内心はそんなむしゃくしゃでいっぱいなんですね。

同じ種族だったら、こんな面倒なことにならなかったのに。同じ種族の雌だったら、しこたまガキを産ませているのに(獣的な発想)。でももう、何だかただの食糧としては捉えられない。

何だかもう、コイツの下手くそな毛づくろいに嫌味を言ってから、二人して丸くなって眠らなきゃ寝た気がしない。うさぎさんは基本、もっさもっさと草なんて食んでるつまんねえ野郎なんですが、狩りもすることなく生涯を終えるグズなんですが(黒豹さんの見解)、物音に過敏で即座に耳を立てているチキンうさぎですが、黒豹さんにとっては世界でたった一匹のうさぎさんなのです。
いつの間にか、そうなってしまったのです。かけがえのない存在に。


そして叶わない愛を知るのです。



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