『………あ、サトシ君!久しぶり!』
「久しぶりだな、カノン!」

『おお、サトシ君。オーキド博士から話は聞いたよ。
今、ブリテン地方にいるんだってね。』

「ポンゴレさんもお元気そうで。………それで何かあったんですか?」

『……実はね、ラティアスがサトシ君と旅をしたがっているの。
だからカントー地方に送ろうかと思ってオーキド博士に連絡を取ったら、
ブリテン地方に旅立ったって聞いたから。』

「そっか………ラティアスも旅をしたがっているんだ。」

『ええ、サトシ君。今、手持ちピカチュウしかいないでしょ?
だからちょうどいいかな、と思って。』
「ありがとう、カノン。ポンゴレさん。
……ラティオスは元気ですか?」

『ああ、元気だ。サトシ君のおかげで平和だよ。』
『じゃあ、ラティアスを送るわね。……よろしくお願いね。』
「もちろん!」

転送システムを使い、サトシはアルトマーレからラティアスを送ってもらった。

「よぉし、出てこい、ラティアス!」
モンスターボールを受け取り、それを手にしたサトシは早速ラティアスをボールから出した。

長時間の旅をしたラティアスは疲れていたが、サトシに出会えてホッとしたのか
彼の顔を見るなり頬ずりをした。

「ラティアス、元気そうだな〜。元気みたいで何よりだぜ!」
サトシの言葉にラティアスはきゅるる、と鳴いた。


「ラティアス、俺はヒロキ。よろしくな。」

ヒロキが自己紹介をするとラティアスはにこにこと笑った。

「はい、お待たせしました。サトシ君、ヒロキ君。
ピカチュウ達、元気になりましたよ。」


「ありがとうございます、ジョーイさん。」
「どうもありがとう、ジョーイさん。」



続く。