「……なるほど、七大魔王が。
それでオファニモンが貴女と涼宮さんに。」

「ええ、そうなりますね。
デジタル庁の宮森さんも協力してくれることになっていますし、
多少は動きやすくなるかと思います。
…………問題は七大魔王がいつ人間界に来るか、なんですけど。
できれば、デジタルワールドでどうにかしたいと思っているんです。」

「七大魔王の情報については?」

「リリスモン、ベルフェモン、
リヴァイアモン、デーモン、ベルゼブモン、
バルバモン、ルーチェモンの7体です。
今のところ分かっているのは名前だけで…………。」

「………そうですか。」

「………やっぱり、戦う以上は命のやり取りをすることになるんですか?泉先輩。」


「そうなるでしょうね。
ロイヤルナイツとオリンポス十二神族と七大魔王の三つ巴の戦い。
ロイヤルナイツに関してはオメガモンとデュークモンがこちら側についているとはいえ、
他のメンバーもついてくれるかどうかはわかりません。
おまけにオリンポス十二神族のデジモン達はバラバラになっているそうですね。」

「………………宮森さんとオファニモンが協力して、情報収集してはいるんですけど
時間がかかりそうです。」

「…………………あの、京。もしかして、デジモンの命を奪うとかそういうのってあんまり経験ない?」
「………うん、正直に言うと1回だけしかないの。」

「…………あの、命のやり取りをするのが難しいのなら私と流司さんだけでも
戦いますけど。
あんまり、良い感情持っていないみたいだし。

…………でも味方は多い方がいいかなぁ、とは思っているんですけど。」


「ええ、無論わかっています。
2人だけでは負担が大きすぎます。ここは皆で協力すべきかと。
太一さん達には僕の方から伝えておきます。
京君、君はどうしますか?」




続く。