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思い

ゆいはんside

握手会後、熱気だった会場を抜けて楽屋にふら〜って入る

なにかとこの誰もおらへん楽屋が好きやったりする。

「え・・・由依・・・?」

でも今日はひとりじゃないみたい

「ぱるるか?」

そっからは返ってけえへん、しゃがみこんで顔を覆ってるから表情は分からへんけど多分・・・

「どないしたん?嫌な事でもあったんか・・・?」

泣いてる。

「な、何もないよ・・・」

「じゃあなんでそんな鼻声なん?」

「ただ・・・風邪ひいただけだから・・・」

その瞬間途端に騒がしくなる楽屋の外

多分もう色んな事終わって集まってきた。

「ぱるる行こ・・・」

有無言わさず右手握ったら抵抗するわけでもなくて素直についてくる

途中で色んなメンバーとすれ違ったけど全部軽く返して皆がおらへん・・・どっか静かな場所に向かった

────
「・・・」

ベンチに座らせてしばらくたったけどお互い一言も声出さへん

「ぱるるなんか飲みたいもんある??」

そう割り切ってみても、首をよこにふるだけで会話にならへん

「はい、オレンジ飲めるわな?」

オレンジジュースを手渡した時やっと口を開いた

「ありがとう・・・」

たった一言だけやったのに、声を出した瞬間なんかの糸が切れたんか声をだして泣き始めた

「・・・」

ただ黙ってリズムよく背中をさすってあげる

子供をあやす親みたいに・・・、顔をうずませてくるぱるるをしっかり抱きしめた

どれくらいそうしてたやろか?次第に泣き声じゃなくて寝息が聞こえてきた。

なんで泣いてたんか分からへん、それに無理にはききたない。
言ってくれるまで待つしそれが来やんかもしれやんくてもこの安らかな寝顔は・・・

ずっと守りたいやん?

飲まれる事なく置かれていた[みっちゃんオレンジ]がなさけなく足元を転がっていった。

ゾンガキ

ゾンビside

「お前ら何やってんだ・・・?」

ジセダイのつっこみでクソガキは慌て始めた

「ち、違うって!ただ、こいつも・・・えっと・・・」

────

っと言う事が今朝、早朝でありたった今クソガキに長ったらしい説教されてる途中

「皆の前で抱きつくな、って何回言ったら分かんだよ」

「じゃあ、クソガキはあたしがクソガキの事好きなのバレたらいやなのか?迷惑!?」

────

っと言う事がお昼すぎにあり、今は皆が帰り始める夕方。

あれから1回も口聞いてないし、目も合わせない

たった一日、皆はそう思うけどさ私は無理だよ・・・我慢とか・・・

ふとすれ違ったクソガキの手を勢いよく引き、ものかげに隠れた

「ちょっ、何すんだよ!!」

「声大きい・・・バレないようにものかげ隠れてんだろ?」

「はぁ?だっ!」

こうなったらクソガキは口うるさくなる・・・強引にその唇を奪った

こうすればキス終えてもしばらくは静か

「な!いきなりすぎんだろ!」

耳まで真っ赤に染め私から目をそらしてしまった

ぐっと顔を近づけクソガキの体を壁際まで追い詰める

「ッン・・・」

今度は深く、長いキスを交わした

交わしたって言うか数分間やってたからどうなんだろ?

そろそろ息苦しくなってきた頃クソガキの小さな手がぎゅっとか弱く私のスカジャンを握った

そして片手で胸を軽く叩かれる

「ップァ・・・ハァハァ・・・長い・・・」

もっともっと、したい、まだまだ物足りないけど・・・

それも明日の・・・お楽しみ。

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