スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

長編企画スタートです!!

第1話「ようこそ、マジすか女学園へ」

おたべside

「今日わな?入学式や言ってたやん??なかなかおもろそうな子見つけたで!」

うるさげに喋りっ通すあたしに、なんの文句も漏らさず微笑んで話を聞いてくれる目の前の彼女

その子はもうマジ女を卒業した、OGって言う立場

ほんまはあたしもOGになるはずやったんやけど、訳あって何度目かの留年をもう一回繰り返した

「どうだ・・・てっぺん守れそうか?・・・」

この子がラッパッパやった時あたしは四天王やった、いくら頑張っても勝負挑んでも勝てんくていつもこの子の後ろ

だからと言って不満やったわけじゃない、部長の・・・ソルトの右肩やったんは素直に嬉しかったから

「まさか、あたしがそんな一年坊に負けるとでも思ってんの?」

「冗談・・・ただな・・・今年は寒露(カンロ)がいる」

ふと真剣な顔つきになった

「寒露・・・??」

聞いた事もない・・・誰や?

「寒露と白露(ハクロ)のコンビだ・・・。白露の方はそこまで強くない・・・」

ハクロだとかカンロだとか聞きなれやん言葉にポカーンやったけど次の一言でぐっと頭に話が入った

「ちなみに・・・白露の方は私のいとこだ・・・可愛がってやってくれ」

親戚やからってソルトが可愛がって、とか言うはずないやん??

たっぷり可愛がってやってって事やと思う、この企んだ顔は

「そっか・・・、分かった。てっぺん狙ってくるかな?」

「多分階段は登ってくるだろ、寒露の性格だ・・・。」

ソルトの話を聞く限りカンロって奴は相当強い(あたしらに比べたらあれやけど)

っでソルトのいとこの、ハクロってやついつも寒露に守られてて手出しは出来んらしい

おもろそうやん・・・その一年坊。

この時の妙な胸騒ぎに、気付いてたらあんな事にはならんかったんやろか?
前の記事へ 次の記事へ