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遅ればせながら元旦イベント

「はい始まりました新しい年が!!!!!!!!新年あけましておめでとうごっざいまっす―――――――――!!!!!!!」

「ちょ、お兄さんテンション高すぎない!?」

「いいんだよイベントものなのだから!!!!!!!!久々の登場なのだから!!!!!!!!全てがオールオッケーなのさ!!!!!!時代背景に基づいた言葉縛りもなし!!!!!ヒャッホー!イベントってのは素晴らしいねえ!!!」

「狂ってる〜……」

「黙らせるか?お嬢様」

「ネタバレしないでよ〜……まあどっちでもいいけど。て言うか何で男連中は隅で暗くなっているの〜?」

「確定した闇落ちと、確定した黒歴史発表と、確定したトラウマ抉りがあるからではないですかね?というかせめて私の存在を男と認めてくださいよ」

「宿木さんはちゃんと男の人だよ、元気出して?……って、包帯だらけ!?」

「顔ぐっちゃグチャになっちゃいましたからね。ねえ、月丸さん?」

「うぐっ」

「消えないでしょうね?これだけ抉られたら。一生包帯巻で過ごさないといけないかもしれませんねえ」

「ぐはっ」

「や、やめてよ宿木さん!月丸息してない!!」

「ぷー。この程度で沈むだなんて」

「この嬉しそうな顔である。流石宿木ちゃん」

「ねえ、そう言えば、その抉り抉られの時、なんで月丸は蜘蛛の巣に囚われたようになったの〜?普通に張っているだけだったらぶつかって終わりじゃない〜?」

「おや、気になるのかい?」

「気になるけどおっさんには聞いてない〜」

「格差社会!!!!」

「でもまあ、考案したのは真座なのですよねえ。けっこう簡単ですよ?張りつめた所と、揺れるほど長いところ。それをランダムに配置しているんですよ。すぐ下がれば軽傷ですが、お冠な人だと、状況が把握しきれず兎に角もがく。すると蜘蛛の巣に囚われたようになるんです。さっきも言いましたが、冷静な人には効きませんがね。そう言う人には足元や首元に一本設置するのがお勧めです☆」

「……ここで種明かしするってことは、本編の私たちは知らないままって事〜?」

「はい、知らないままですね。ここ異次元みたいなものですし」

「むかつく〜」

「梟さん……宿木さんばっかり構わないでよ」

「あ、生きている屍が復活した!」

「矛盾してるよしのぶちゃん!まあ、否定はできないけど。ねえねえ梟さん、俺がどんな人生送って来たのか知っても俺の事捨てないでくれる?ねえねえ梟さん、梟さん」

「あ〜、うざ〜」

「まあまあ。玄さんと五四六に言うだけでしょ?そんなに落ち込まなくても……て言うか落ち込むような過去?」

「いや、五四六さんの言葉を借りるなら、今が今だから。過去が変われば、今この俺はいないわけだから。過去が違うなら、俺じゃない俺だから。だから後悔はしていないけど、その……怖いんだ。知られることも、だけど……、うん、まあ、ネタバレになるからいいや」

「やめてそれ一番気になるやる!!」

「て言うか、知る知らないって言われたら、私も過去話してないじゃん〜」

「そう言って目を伏せた彼女は、言い例えようのない不安が心に広がっていった。全てを語り合うことが善とは限らない。その場だけの関係でいいと思っていた。しかしこの胸に広がる感情は何なのだろうか。そう、彼女は初めて嫉妬という感情を知っt」

「長い!違う!」

「そう言いつつも彼女の顔は赤に染まっていた。それはどこから来る感情なのか……痛いっ。知られたくないという羞恥なのか、それとも……あ、やめてやめてそこは駄目だよ梟ちゃん!!お兄さんのお兄さんが機能しなくなる!!!」

「このままEDにでもなれば〜!?」

「そ、そろそろやめようよ二人とも」

「いいんだよしのぶちゃん、これでいいんだ……」

「なんで悟ったような目なの明さん!?」

「え、だってしーさん喜んでるし。後、絡みが少なすぎてウザがらみしか出来なくなっているんだよ。生暖かい目で見てあげよう?」

「ああ……」

「やめて!図星つらい!」

「てかなんで私に絡みに来るの〜?うっざ〜い」

「卍固めしつつも羞恥心なしで容赦なく締め付けてくる梟ちゃんが好きだからです!」

「しーさん本音は?」

「しのぶちゃんだとガチ引きで終わりそうだし暮麻ちゃんだと肯定されそうで怖かったからです……」

「素直か」

「……うん。寂しかった。早く本編に混ざりたい」

「素直すぎて怖い……っ」

「よしよし、怖がることはありませんよ、しのぶさん。さて、ボッチは放っておいて屍さんたちを起こしましょう。異次元のイベントですし、まだ傷は浅いでしょう」

「う、うん」

「屍と言うな……しのぶも同意しなくていいんだぞ?無理をすることはない」

「無理は、して……あ、ううん、してるしてる!してるからね!」

「やばいこの月丸さん本編引きずってる!」

「エゴの塊なヤンデレ三十路……ぷぷぷ〜、しのぶちゃんも変なのに好かれたよね〜」

「寧ろまともな人が周囲にいないような……」

「自分も含めてですよね、もちろん。ね、明?」

「ひぃ!?ごめんなさいごめんなさいお願いだからそれ以上近づかないでください宿木様!!」

「はい、よろしい」

「……私、明さんには悪いけど、木蓮に来るまでの波乱万丈より、木蓮に来てからの波乱万丈が気になる」

「私はどっちでもいい〜。てか月丸放置しているよしのぶちゃん〜」

「に、にやにやしないでよ梟さん……今ガチ目に月丸怖いんだよ」

「へ〜?月丸〜、しのぶちゃん月丸の事怖いんだって〜。どうする〜?」

「こ、こわ、い……?俺がか?なあしのぶ、俺の事が怖いというのか?(※精神安定を図りたい方は月丸のこの台詞はさらっと流して次のかっこに移ってください)はは、しのぶが俺の事怖いなんて言うはずがないよな。俺はしのぶがまだふらふら歩くころから知っているんだ。その頃からしのぶは俺の事を慕ってくれていただろう?いつも俺の後をついてきて、朗らかに笑っていたじゃないか。あれは四つの頃だったか。悪夢を見たと言って俺の寝床にすすり泣きながら入ってきたときは、この上ない庇護欲に駆られたものだ。小さな紅葉のような手で俺にしがみつき、声をかけ続けると次第に眉間の皺が消えていってな、その時だ、俺が守ってやらないとと強く思ったのは。それから俺はしのぶを何からも守ってきた。邪な考えを持っていたガキには天誅を。確かな敵意には自分の体を擲ってでもしのぶを守ってきた。こんなに大切にしてきたんだ。これはもう俺の物だと思っても仕方のない事だろう?ここまで忠告に反して読んでくれてありがとう。読者は神様です」

「……十文字以内で」

「しのぶが可愛いから俺の物」

「オーバーしてるじゃん!どこまでも型破りだな月丸さんは!」

「か、型破りか?普通だと思うが……」

「ヒーローポジなのに、月丸闇落ちしたよね」

「う」

「しかも理由が一回り位小さい子に懸想してて、しのぶちゃんが世界を広げようとしていたからだし〜?」

「あ」

「まあ、うん。気持ちは分からなくもない。でも、宿木さんの顔を傷つけたのは駄目だよな。唯一綺麗な場所だったのにな」

「え」

「頼む、昔の優しかった月丸に戻ってくれ。なあ、六三四もそう思うだろ?」

「うん。今のままはちょっとドン引き」

「ぐ……」

「あ、月丸君倒れたよちょっと!」

「ざwwwwwwwまwwwwwwwwwwwwwwwあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「これは師匠でなくとも大草原不可避。これが愉悦か……!」

「五四六!?変な世界に目覚めていない!?」

「……ごめん、な」

「なんで明が謝るの!?どういう事なの!?また月丸みたいな大事故起こるの!?俺嫌だよ!?」

「六三四、お前も此方へ来れば分かる。……ふ、くくく……!」

「やだ、俺、認めないから!!これ以上の大事故認めないから!!!!」

「ここに居る時点で事故もしくは大草原不可避じゃろうwwwwww観念不可避wwwwwwぶふぉおwwwwwwwww」

「……ねえ明さん」

「ん、なに?しのぶちゃん」

「もしかして師匠も?」

「うん。出番なさ過ぎて絡み方分からなくなっているね」

「……師匠さん、明くんだ!絡め!練習台にしろ!!!!!」

「ふぉっふぉっふぉっwwwお前に指図される程落ちぶれておらんわwww
でもそれはいい案じゃのう!赤よ」

「ふぁい!?」

「梟の具合はどうじゃの?」

「ぶふぉあ!?ちょ、お師匠さん何言ってるんすか!?」

「ちょっと、それセクハラだよ糞爺

「そうだよ、いくら耄碌ジジイでもそれはないよ!女の子の敵だ!」

「しーさんは男でしょ!?」

「寧ろおっさんだよね

「え、お兄さんはおっさんなの!?明さんよりちょっと上くらいじゃ……」

「あーーーー!!!!やめて!!!!しのぶちゃんには隠していたんだから!!!!!」

「しーさん、それ肯定しているのと同じだ」

「あっ」

「本当に絡み方忘れていますねぇ。真座ともあろう人が」

「この楽しそうな顔である

「梟ちゃん僕の台詞取らないで!」

「なんか、お兄さんって最初はラスボス臭してたのに、イベントをして行く度にヘタレっぽくなってるよね」

「なん、だと……!?」

「さらに言えば、宿木のラスボス臭はんぱないよね?」

「いや、梟さん。幼児化するラスボスなんて聞いたことない」

「やどちゃんは宿木どのとは違うが?」

「まあ、同一人物とは思えないよね、本当」

「おやおやおやおや。そんなことを仰るなんて私は悲しいですよ、しのぶさん」

「わわわ、宿木さんとやどちゃんの中間きた!?」

「やぁどぉりぃぎぃぃぃいいいぃいぃいいい!!!!」

「わ、月丸!?」

「月丸ゾンビktkr」

「ダークサイド月丸くんだ!皆のもの、行くぞ!まずは明くん!」

「え、あれマジでやるんすか?俺としてはおkっすけど。はい、これみんなもって」

「ちょ、これってクリームパイ?面白そ!」

「よし、第一陣行くぞ、続け!」

「はーい!」

「月丸殿……天誅!」

バベチャーン

「面白そうだから俺も!六三四、行きまーす!」

スパべチョーん

「明、両手持ちあり?ありなんだ、じゃあ両手で!」

ズバズバーン!

「効果音ヤバスwwwwww」

ドバン

「ああ、俺もクリームを泡立たせられたのはこのためなのだな。くくく……」

ドッベーン

「ああ、壊れ行くものは美しいねえ。じゃあ月丸君、大口開けて受け取ってね☆」

ベッシャ―ン

「や、やめてよ皆!月丸窒息死するよ!?」

「ねえしのぶちゃん。忍びが一分程度呼吸出来ずに死ぬって事案あったことある?」

「ないけど!!!!ないけど!!!!!!!」

「いや、言いたいことは分かるよ、しのぶちゃん。でも、アイドルに対してヤンデレ発動させて闇落ちしたヒーローには我に返ってもらうしかないんだよ。荒行事でも仕方ないんだよ」

「いや、あの月丸は正直どうにかなってほしいけど、それは直ってほしいというか良くなって欲しいという意味で、故障した機械をぶっ叩いて直すようなことじゃないの!!!!」

「……だってよ、月丸君?」

(返事がない。唯の屍のようだ)

「月丸――――!?」

「ぶっふぉwwwwwwwww情けないのうwwwwwwwwwww」

「そりゃあ思い人から言外におかしいって言われたら沈むよなあ」

「え〜?私は割と嬉しいけど〜?」

「うん、俺はおかしい梟さんが大好きだから、俺もおかしいのかな?」

「明って本当に馬鹿だよね〜」

「しかし割と嬉しそうですよね、梟さん」

「宿木さん、これ以上梟さんに近づいたら俺怒るからね」

「ふ、ふくく……これは楽しい」

「ねえ五四六。愉悦ってそんなにいいの?」

「いいぞ。一歩引いている身だからこそ楽しめる」

「そ、そうなんだー……」

「ふう。まあ皆との会話も楽しめたし、いじ……成敗も済んだので、今年は頑張っていきまっしょい!ってことで、皆!」




『あけましておめでとうございます!』





「亀更新だけど、キリがいいところまでは続けるつもりなので、よろしくねー!というわけで、姫初めだ暮麻ちゃん!」

「え?あ、ちょ、店主、アッーーーーーーー!?」
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