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ジャルディニエの裏話その5


すいません、前の裏話その3で芳樹は1人っ子ですって言ったの嘘です。

お姉ちゃんいます…………(笑

唐突にネタが降ってきたので、急遽入れることになりました←ヲイ。


歳は2歳ぐらい離れています………。

ここら辺が姫宮5人兄妹と違うところ………ww


ちなみに桜庭市は東京某所にある市なので、皇居からは近いようで近くなかったり?

あれ?でもどうでもよくなってきた?わけわからんくなってきたww

………すみません、ホントすみません………。

綾子さんの性格は文武両道で詩歌管弦にも秀で大変聡明なお方です。
今でいう、良妻賢母って奴ですか………。

ちなみに……お子さんはいます。


再度言います。芳樹にお姉ちゃんいました。ごめんなさい!


ACT1-(8)

…………日付が変わった、深夜の桜庭市。
「………何か物足りないわねぇ………。」
アシヤ・ハイリンヒ・ドウマンは先ほど殺した通行人の肉体から、臓物を引きずり出しながら
そう呟いた。
「………あ、そうだ。この間見た魔導書みたいなものから、ヒントを得ましょうかねぇ。」
そういうとアシヤは死体から溢れる血を使い、魔法陣を描いた。
「えーっと、何か触媒がいるって聞いたけどぉ………。
どうにでもよくなっちゃったわねぇ。」
魔法陣を描いたアシヤは足りない部分を毒薬で補った。


「えーっと………呪文はどうだったっけ………?
あ、そうそう……。
素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

閉じよ(みたせ)、閉じよ(みたせ)、閉じよ(みたせ)、閉じよ(みたせ)、閉じよ(みたせ)。

繰り返すつどに5度。ただ、満たされる刻を破却する。……告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば、応えよ。
誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、
天秤の守り手よ………!!」

アシヤが呪文を唱えると、魔法陣が輝き、中央から1人の女性が現れた。

「………私はキャスターのクラスを依り代に限界した、ラ・ヴォワザン……。
真名、カトリーヌ・モンヴォワザンと言います。
貴方が、私を召喚したマスターでしょうか?」
「………へぇ、17世紀のフランスで当時流行していた毒殺事件の主犯ともいえる女性?
貴女、サーヴァントで良いの?」
「………はい。」

「フランスの黒魔術師、毒薬・製造販売者。良いわ、良いわぁ!」


そういうとアシヤはキャスターの手を握った。

「私も、毒薬を製造販売しているのよねぇ。後は黒魔術!
なるほどなるほど、そういうことね!」

手に宿った令呪を見て、にこにこと笑うアシヤにつられてキャスターも笑った。




続く。

ACT1-(7)

「…………見られているなぁ。」
「………ですね。」
カフェテラスが自慢の喫茶店で、軽食を摂ることにした4人は視線に気づいた。
「……使い魔の類ですね。
…………セイバーのことをじっくりと見るつもりなのかな。」
「………まあ、最初は情報戦になるからね。
敵が誰で、何のサーヴァントを召喚したのか気になるのは当然と言えば当然だと思うよ。」
「………ですね。」
「まあ、何と言っても俺達に最優のサーヴァントを引き当てられたのが案外気に食わなかったりして。」
「…………笑えないですよ、芳樹さん。」
「旦那様、笑えない冗談はやめてください。」
「……………旦那様、奥様。探しましたぞ。」
不意に声をかけられて、芳樹はああ、と頷いた。
満月の守り刀をしている一期一振が書類の入った封筒を手にし、現れた。
「………頼まれていた情報収集が完了致しました。」
「うん、ありがとう。車の中で見ようか。」


軽食を摂り終え、一期は4人と共に車に戻った。


「………エミリスフィール・フォン・アインツベルン、間桐慎三、遠坂久遠。
始まりの御三家はこの3人を選出したわけですね。
………遠坂以外は、当主が出るわけじゃないんだ。」
「左様でございます。
アインツベルンは錬金術、間桐は蟲、遠坂は宝石魔術に特化していますので………。」
「アインツベルンはある程度、度外視してもいいだろう。
元々荒事に向いていない一族だし。
後回しにしてもいいくらいだ。
間桐については蟲は炎を使えばいいだけの話だし
どちらかと言えば遠坂が厄介かな。」

「そうですね。…………宝石魔術は使い捨ての割に爆発力が凄いですから。」
「うん。
………で、部外者枠は?」
「魔術協会から、クレメンス・オックスフォードが選出されています。
妻のベアトリーチェ・オックスフォード共々、出陣するようで。」

「………へぇ。仲睦まじくない夫婦も、選ばれたのか。」
「……この2人は仲が悪いのですか?」
「政略結婚をしているからね。婚姻届を出しただけで、挙式はしていない。
妻のベアトリーチェは老いることを嫌っているからね。
……………永遠の若さと美しさを求めて何人もの女性を殺しているのか。」
書類に目を通す芳樹の説明に満月は怪訝そうな顔をした。

「……となると満月も恰好の餌食になってしまうのではないですか?」
「避けては通れない茨の道ってことか………。
………で、俺達を入れると5組が選出されているってことか。」
「残る2組は?」
「………申し訳ありません。調べみたのですが、未だ空席でした。
しかし、6組目はダニエル・カサノヴァが選出される可能性が極めて高いです。」

「……政府非公認の、暗殺請負人か……。
表立って警察は逮捕することができない奴だな。」
「そうなのですか?」
「ああ。仕事の完遂度から依頼を何度もする国もいるからね。
彼を捕まえるってことは、自分達の悪事を認めるようなものだし。」
「……暗殺請負人が参加するとなると、アサシンクラスのサーヴァントを召喚している可能性が大ですね。」
「そうだね。俺達は正々堂々とした勝負をするけど、アサシンは真っ向勝負が不得手な代わりに
闇討ち暗殺を得意としているからね。」

「……………でも残る1組がわからないというのは不気味ですね………。」



続く。

ACT7-(6)

各クラスの出し物にちゃっかり顔を出した智仁と綾子は、芳樹達に文句を言われながらも
体育館に向かった。

「と、智仁様!?」
「まぁ、こんなところにいらっしゃるのでしたら前もって連絡をしてくだされれば………。」
「ああ、良いんだ良いんだ。今日は完全にオフなんだし。
席も無理に用意しなくていいよ。」

驚くシスター達を片手で牽制する智仁に澪と真琴はへぇ、と呟いた。

「さっすが、智仁様。」
「……………あのー、ところで1つお聞きしたいんですけど………。」
「何だい?」
「智仁様と綾子様はどういう経緯でお知り合いになったんですか?」
「ああ、それか。
いや何、お見合いをしたんだよ!
ほら僕は皇位継承権1位だからね。早いところ、嫁を掴んで子供も作らねばと五月蠅くてね。
気の置ける人間の方が都合がいいかなぁと思ったら、ちょうどあーやとのお見合いが
持ち上がったんだ。」
「はい。私も、そろそろ嫁がねば………と周りから口煩く言われましたので。
智仁とは幼稚園からの付き合いだったのですよ。」
「え、じゃあ、幼馴染だったってことなんですか!?」
「うん。他の女性達は僕の地位にきゃーきゃー言ってくるなか、
あーやだけは媚びらずに接してくれてね。
着飾る女性達は嫌いだったんだけど、あーやの凛とした美しさに心を奪われてね。
お見合い当初にいきなり結婚を前提としたお付き合いをして欲しいとプロポーズしたんだよ。」

「………す、すごい…………。」
「でも智仁様って結構へ……ぶふぅ、すいません。何でもないです。」
「あはは、変人とかは良く言われるもんだよ。
でも、僕は大事な者を守るためなら自分の命は投げても構わないと思っているんだ。
あーやはもちろん、芳樹や満月ちゃん達も大事な家族だからね。」

ウィンクをする智仁に綾人と芳樹はため息をついた。

「付き合いは長い方ですし、言いたいことはきっぱりと言いますがずっと一緒にいたいと
思っていますからね。」
「そう。酷いことを言う時もあるけれど、それでもやっぱりああ酷いことを言ったなって思った後は
すぐに謝るようにしているんだ。」

「…………何か素敵ですね。」
「私達も素敵な恋愛、できますかね?」
「できるさ。恋愛はお互いを思い合う素晴らしい行為と表現だ。
一方通行な愛は時として人を縛り、傷つけてしまう。
でも君らはまだ若いから、まずは子供でいられる時間を大事にしないとね。」
「…………はい。」





続く。

東雲宮智仁

1986年6月13日生まれ
双子座のAB型。

皇位継承権第1位の皇太子。綾子の旦那。
軽薄でいい加減で、軽い性格だが大切な者を守るためなら自らの命を犠牲にしても構わない
真剣さを持つ。

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