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硝子標本










促した答えに


結局あたしは満足等出来ず

また
不信感ばかり募らせる














君の声と君の真実

どちらも

あたしには聴こえないの













温度ばかり散らかして

肝心な事は何時だって

あたしの視界から隠そうと躍起


















髪も吐息も

しかめた眉間とは違う処を擽るのね





















ねぇ

早く

あたしに捧げてよ

















其のぞんざいな左の薬指




















変質して仕舞わぬやうに


















ホルマリンに浸けてキス、


残虐玩具


















謎なぞの中身


弾けた内蔵を拾って

おはじき遊び











もう少し

人間臭く生まれて居たら

多分

呼吸もし易く居られたのだろうね













ビー玉の色に陶酔

気付いたら

昨日ぶつかった女の子の眼球だった















喉を潤すのに

手短に君、




















狂乱の末に

意味の在る物など残りゃしない





夕焼け泥棒










あくせく

急ぎ足で過ぎて行く時























其れよりも

何よりも

鮮やかな夕焼けに釘付け
















色彩感覚を無くした彼の人達は

眼にも映らぬやう

あたしは

ひとり

紫色になりかけた雲に固執




















アスファルトが

スニーカーの下でじわりと熱くなる

夕日が最後の熱を吸い上げて

赤々と燃える






















あたしは

瞬きに間に合わず変わって仕舞った事に後悔

























何時しも過ぎて仕舞った事ばかりに執着しているんだね

























夕日に奪われた視線の端で

白い月がひとり愚痴った




眼に余る想い












ぞんざいなコトバを

鵜呑みにして仕舞う

存外な日









触れる温もりすら

嘘つきだと

突き放して仕舞うんだ















理由を述べて

あたしを丸め込んで













正しいモノが欲しいの

其れが

全て真実では無くても

今は構わない















結局

汚いのはあたし


















温もりに逃げて

痛がる振りして

痛覚が正常だと思い込む














過剰反応














不感症














並べたカードの切り方なんて

もう忘れて仕舞ったわ


















そう、

接吻で殺して頂戴

うっかりアフタヌーン









とんでもなく気だるい













洗濯物の山にダイブ

したって

後が面倒だと

自粛











片手に携帯
片眼にテレビ
片足に毛布













嗚呼

空の色さえ伺い知れない














食欲減退
能力低下

















あたしが欲しい物

あたしにある物
















格差社会も真っ青だ















意味の無い羅列と

意味を持たせたいの

葛藤












あっさり敗北














ノックは止めて

焦燥が止まらないから



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