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奇術師アカクロ施術






痺れた儘

放置









舌を巻く

君の手捌き

僕を上手に消してね












鳩は弧を描いて

シルクハットの縁で薔薇がしなだれてる













スペードが憂鬱そうに

君が白兎を撫でて

僕が切断されて

音無く跳ねた薬指のダイヤ















スポットライトが滲む

役立たずのクロ-バーは幸せを運ばない













奥歯を噛んで

小さなテーブルの上













どんなに捜してもハートだけは

出てこない


















其れが種、















僕はヒトリ、

ギロチンの下で笑う

ひらめき適合性













寒くて落として仕舞いそうだから

今日はお家の布団に両耳揃えて置いてきた

だから

みんなの云ってる事がわからなくて

愛想笑い
愛想笑い
曖昧相槌



正確に張り付けたエガオ



嗚呼

なんて円滑なコミュニケーション、


















明日は

生ゴミと一緒に眼球も捨てて出て来よう




くらがりにあめ












雨の音と

調子を外して跳ねるテレビの音











暗い部屋は

無理矢理に暖めて

吐き気











まだ
足は熱を取り戻さない














リズムの狂った躰から

無駄な悲鳴を上げて

安定を図ったってなんとも惨め
















光何か
要らないから















静かに眠らせて
















雨音が

あたしを荒らす

















眠りたい



冬と海












雲が晴れたら

海風を浴びにでも行こう












暖かい君の手を握り

煌びやかに反射する波を眼を細めて

透き通る胸を

君の熱で埋める













ありがとう、














何時までも
傍に















日が昇る














置き忘れた言葉を

其の儘砂に埋めて















今は
此の儘

静かに微睡む、






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