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我儘逃亡者







手を離すのはいつも僕からだった













ビルの隙間を墜ちて

青空に叩きつけられる

パターン化された日常をせせらわらって

君の迎えを待つ














浮遊する

裸足の儘

行き先の不明瞭なバス停

どっちにせよ僕を正しい場所には運んでくれ無い


















君が来て

また手を繋ぐ

だから

また手を離す

















痕跡も嘘も

分かり易く残すのが鉄則
















小指を大切にしまって

束の間に空いた君の場所をイヤフォンで満たす






















大丈夫

待って居れば

君の手





















君の温度







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