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消費者サイクル










あたしの値段を教えて

あたしの価値を教えて













付加価値に悩む

其れ以前の問題は棚上げ

相変わらずの鈍感振り















あたしの存在意義

あたしの生存率














レジを打って

体を売って

あたしを撃って













諦めの悪い溜め息

レシートの隅に端数















煙草一箱にも満たない

















あたし














あたしは需要と供給の枠外

在庫処分の箱の中



うずまき風船































煩い

音も光も温もりも


















引っ掻き傷ばかりで

一寸も治まらない

此の

心音

















胎内は
こんなにも空洞















詰め込むモノも

そんな術も

愚かなあたしは知らないし
















ただ

自堕落に

飲み込んで


























風船






























派手な音たてて

破裂させて

無惨に

悲惨に





















終焉



あたしを見て

































































産む






帰路と唄















寄り添って
名前も知らぬ樹木の下で













寒いね

向こう側に居る君が

寒さのせいで消えて仕舞わないか心配でならない














あの頃
青々と茂って居た葉も僅かばかりしがみついて居るだけ

時が経ったんだね

冷えた幹から
微かな水音を聴く



















落ち込んだ空の下で

君の手が冷えた




















白い幹が

水を飲んで

赤い花を咲かすんだろうか

咲かせてくれるんだろうか






















君の唄

吸い上がる水音























もう
響かない





















温もりを欠いた地面は

正しく還元作業を繰り返したんだ




















暖かい季節が来たら

寄り添って二輪

赤い花



















寂しくないように、







浅はか復讐劇













置き去り

















君の言葉に打ちのめされて

僕は飲み干し切れない感情を持て余す

















耳を塞いだって

結局変わらないんだろ

寧ろ
自虐的に溺れて仕舞え








































ほら
溢れ返った

堰止められぬまま

放置



















傷口に塩


















こめかみに銃口
























顔を歪めて

僕だけをみていてよ

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