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世迷い言ドロシー/空想奇癖カーレン






迷子の左腕

肌触りばかりを気にして

本質なんて見て居なかった

空っぽな毒瓶を弄んで

忘れかけの歌を口ずさむ

埋めた過去を掘り返さない様に

心地の良い物ばかりを取り留めも無く巡らして

おぼつかない足元に

真新しい靴



踵を鳴らしたら

お家に帰れるかな

其れとも

ダンスが終われなくて足を落とすのかしら







上辺ばかり滑って行く






結局
迷子のまま

取り繕う隙も無く

反復運転を終われない頭を切り落とすしかないのだろうか












靴は結局何色だったのだろう













迷子の腕は

迷子のまま

迷い言を止めぬ

頭を抱えたままで









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