くちをあけたさきにあるのは青空で

結局意味を成さない動作にしてしまった

いつも、このまま、もて余して

為すべきをなさず

有るべきを有さず

こうやって

曖昧に

掲げた腕を祈りにかえて

すげ替え行動に専念するの

恭しく

嘘を吐く

虚しさが耳から胸を鳴らして

また、くちから先を探す

探す




冬の青空をまた汚して





もとどおり

こわれたこうけい