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名も知らぬ君へ




そうか、

彼とは手を結ぶ方法がなくなってしまったのか、

今更ながらに気がついた

いつだって其処に居て

あたしの気が向いた時に会いに行けば良かっただけだった

そうか、

胡座をかいてたんだね、

いつまでも不変だと、

変わらないのだと、

道すら無くなって

あたしは迷子だ

でも、

泣くのは止すよ

存在は電子では無く

記憶は縫い止められているのだから、

いつか、

また、

この広い海の何処かで

久し振り、と手を繋ごう


笑い合おう






薄紅と満月



ひらひらと

逃げ道を探す

明けの無い夜に

ひらひらと

薄光るぼんやりとした夢


あなたも独り?


ひらひらと

優しくあたしを撫でて

舞い上がってさようなら

ひらひらと

振る手もまた美しい



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