そうか、

彼とは手を結ぶ方法がなくなってしまったのか、

今更ながらに気がついた

いつだって其処に居て

あたしの気が向いた時に会いに行けば良かっただけだった

そうか、

胡座をかいてたんだね、

いつまでも不変だと、

変わらないのだと、

道すら無くなって

あたしは迷子だ

でも、

泣くのは止すよ

存在は電子では無く

記憶は縫い止められているのだから、

いつか、

また、

この広い海の何処かで

久し振り、と手を繋ごう


笑い合おう