あからさまに

どこ此処と

あたしを散りばめて

あてはめたちぐはぐな欠片を

無理矢理崇高なモノだと思い込む



ほら、あたしってこんなにも尊い。



軽やかにステップ

ささくれだらけの脚も

遠巻きにすればきっと滑らかな陶器

不揃いな笑顔も

目を潰れば素敵な木漏れ日


生きて行くと言うのは息をするより簡単なこと



指先に灯すのは何かしら?

真っ直ぐな曲線で

歌を歌う






根も歯もない

そんな真夜中のおはなし