目をつぶった。
目蓋に覆われた僕は暗闇の中へと沈んでいった。
これは一体どういったエゴイズムだろうか。
たとえばそこに“ソレ”がいて。
足場が壊れて墜ちていった。
“ソレ”は必死に足掻いて足掻いて僕に手を伸ばしたとしようか。
そしたら僕はその手を踏みにじいっておとしてあげる。
そしたら“ソレ”は僕を恨むだろう、憎むだろう、愛すだろう。
狂気の果てに愛を囁くのだろう。
なにも“ソレ”に恨みがあった訳じゃない。
なにも“ソレ”と友情関係であった訳でもない。
まぁ、言うなら堕ちたらどうなるか見たかったっていうエゴ。
馬鹿みたいに笑いましょう。
馬鹿みたいに泣きましょう。
馬鹿みたいに喘ぎましょう。
馬鹿みたいに怒りましょう。
馬鹿みたいに愛しましょう。
馬鹿みたいに嫌いましょう。
馬鹿みたいに救いましょう。
馬鹿みたいに落としましょう。
馬鹿みたいに、苦しみますか?
ま、馬鹿なのは一番僕であって。
何と無くで語った僕は百年生きた嘘つき猫で。
馬鹿な僕に警告をするのなら。
『お前はただの人間だ』
、
意味分かんない文だぜ!★←