スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

気付いたら君を溺れさせてた 気が狂うほど

噎せかえる甘い匂い
君が溺れた甘い海には
きっと俺しかいない

この海には俺しか
存在してないと言っても
過言じゃないくらい暗い海に
ポツンと一人
濁ってるとかじゃない
ただ黒い海

そんななか輝く色を持つ
君がいる
俺の名前を呼んで、
壊れるくらい抱き締めて
そう手を伸ばすと
君は寄り添ってくれる
幻想でもかまわない
君の声が聞こえれば

美しく泣く君に
美しく壊れる俺

これ以上壊れ続けたら
君を殺してしまうくらい
愛してしまいそうだ



(殺したら存在意義がなくなるのだけれど)
(それすらかまわないって思わせられる)
(現実に翻弄される俺はこうやって甘い幻想に逃げ込む)

首を絞めて言葉を吐き出して 泣きわめくんだ


前を見るために


これが間違いだとしても
僕は続けるでしょう
これが異端に見えたとしても
抱き締めてくれる人が
側にいるかぎり
僕は続けるのでしょう

例え実の親が
敵になったとしても
僕は泣きわめいて
助けを求めて助けられて
立ち向かって泣いて
後悔してそれでも生きて
生きて魅せるのです

味方がいないなんて
考えを捨てて
愛されないなんて
想いを捨てて
前を見るために
立ち続けるのでしょう

「嘘つき」だとか
「最低」だとか
言われても負けてない
まだいける
傷付いたって
僕はきっと睨み付けて
それを打ち砕いて
首を絞めて
言葉を吐き出して
泣きわめくんだ

それが唯一の貴女に対する

抵抗

僕が出来る
ただ唯一の強がり

弱くない
貴女が僕を見てないだけ
貴女が僕を知らないだけ
それだけなんだよ

ばあか

やぁ どうも。その汚いツラをみにきてあげたよ。



そう笑ったぺてん師は泣いていた。






叩いた
自分の頬を思いっきり
つねった
自分の腕を思いっきり
痛い
でもこれは 僕が見てるのは
これは確実に夢だ
最近の夢はリアルだなあ
なんて惚けてみる
だって 考えるのは めんどくさい

羽の広がる 音
水が波紋を 作る瞬間
手から水が 落ちる時間
口から水が 溢れる奇景
目から涙が 落ちる光景
涙から泡に 変わる絶望
産まれるのを 拒む小さな手
それを見て 泣く目
これらを 泣きながら 描く手
「Am dream」

それに見入る ぼくは
確実に 的確に 正直に
消えたがっていた
そんなぼくは 怖くて
逃げた 走った 振り返った

立っていたのは ただの木で
幼い木 産まれるのを拒む
小さな手に そっくりで
産まれてきたことを
後悔させるようにも見えた
でも ちがう これは
「たすけて」だと
ぼくは小さな木に触れた
と同時に 聴こえるざわめき
小さな声 聴こえ続ける
「あいして」
親を求める子供は
時に 残酷に傷付く性だと
気付けないでいる
その傷は 化膿して
時に 膿がじくじくと 汚く垂れる
そのまま傷を抱えて歩くと

間違える

ああ、間違えた。

ぼくは僕に追い付かれた
ああ 間違えた
こんなはずじゃなかったのに
嫌いたくない 人を
そう拒む小さなぼくを
僕は踏みにじってみせた



(もう手遅れ)(悪いのは子供の権利を失ったお前と親の権利を失ったお前)(両者弱いからいけなかった)

失敗が失敗じゃないとして成功が成功じゃないとしてじゃあ一体僕は

なんだというんだい?


諦めて笑いました
苦笑にも近く嘲笑にも近く
なんともいえない表情

今すぐ踏みにじりたくて
今すぐ叩きつけたくって
今すぐ捻り潰したくなる

損な貴女がいる

損な貴女は僕の夢を
邪魔しようとするのです
不安になりきったこの身で
足場が余りにも不安定なこの地で
一体何を残せと貴女は言うのでしょう

期待を寄せられた所で
僕はそれをこっぱ微塵に
破壊してみせました
約束という枷をつけられた所で
僕はそれを粉々に
粉砕してみせました

ゆらゆらと揺らめく強さに
ゆらゆらと揺らめく弱さに
ゆらゆらと揺らめく夢に
ゆらゆらと揺らめく現実に
翻弄されて開けるべき
進むべき道を失敗しました

失敗は成功のもと
素を返せば
成功は失敗のもと
そう繋がるわけなんです

自由に飛べない鳥は羽が
折れているのではなくて
見えない痛々しい心の傷が問題なわけです
さてはてどうしたものか
損なものは獣医にすら
治せないわけなんです

治す前に作らせない
作る前に治しておく

これがよかったのかもしれない
早く叱ってくれれば良かったんだ

「僕が悪い」

そう言い残した子供は
失敗してるんじゃなくて
させられていたわけで
どうしようもないほどの
子供の性
どうしようもないくらい
親を責められない性

はてして
これは躾からか
恐怖からか

それを見付ける為の道は

壊しておこう

君は気付くんだ僕という愛情に


そして溺れろ








「何か落としましたよ」
「何が落ちたというの」
「何かを落としましたよ」
「何処で落としたというの」
「心というものを落としましたよ、大丈夫ですか?」
「落ちてないよ、現に僕には感情があるだろう?」
「いいえ、無いですよ、だって

辛いのに
苦しいのに
悲しいのに
叫びたいのに
泣きたいのに
死にたいのに


貴方はそれを忘れてしまってる。何処で落としたの?」
「何を言ってるか分からないな、だって

楽しいのに
嬉しいのに
愉快なのに
笑いたいのに
喜びたいのに
生きたいのに


僕はしっかり覚えてるよ、君は何処を見てるんだい?」

ぽろ

ぽろ

「…!」
「…!」

「泣いた」
「泣けた」

「忘れていたのに」
「忘れていたかったのに」

「良かった」
「最悪だ」

「愛してる」
「愛さないで」


本心は愛してなのに、どうしてもどうにかしても心を何時も置いてきてしまう僕。
何時も寄り添うのは君で。とても、とても憎たらしく愛しかった。
前の記事へ 次の記事へ