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君に何も言えず僕は佇んだまま



変わらない
変われない
止まった僕らの時間
動かない
動けない


君にたくさんありがとうとごめんねを言いたいのに
出来ない僕らの時間は止まったままで
大切に、大切に愛していた時間は冷たく奥底に眠っていった
愛していたじゃなくていまだ愛してる僕らは、まるで母親を求める子供のようで
きらきらと輝いていた過去を思い出にすがる
伝えたい愛は何処へ捨てようか、それともまだ間に合うだろうか
引き止めることも僕らには叶わなかった。嗚呼、ほらまた、時間は進まない。
世界の時間は一刻一刻と刻んでいるのに僕らは置いてきぼりだ
君を嫌いになるなりかたを知らないよ、教えてよ

動かない
動けない
情けないなあ
君を愛してほんとに良かった
君を愛せてほんとに良かった
僕らの子供を見たかったなあ
君をずっと愛してる
たくさん今までごめんね
たくさん今までありがとう
君に幸あれ

僕らはまだ止まっておくよ
時期が来たらちゃんと歩いてみせるよ
君が大好きだ
これからもずっと
最初で最後の愛しい人

ごめんね、ごめんね

ひっそりこっそりバレないように



息をするの
息を殺して
息を吸って
君を見つめて


君を箱の中に閉じ込めておきたい
箱の中の君は僕しか知らなくて良いだろ?
何も見なくて良い
何も知らなくて良い
箱を開けるまで出てきちゃダメだよ
世界はとても汚いからね

損な僕すら汚いわけだから
箱の中に閉じ込めておきたい
箱の中にずっといて
鍵をしておこうか
もう出れないようにしてさ
箱の中から毎日話しかけてよ
話しかけるからさ

話だけしようか
綺麗な世界のお話をいっぱい
聞かせてあげるからね
そうして築き上げようか
僕らの歪な未来を






嗚呼、箱の中の僕は今日も泣いていた

きっと夢だったんだってきっと笑えるから



夢を見ていたんだ
とても長い夢を
目が覚めなかったんだ
目が開かなかったんだ

楽しいことの反動は、とてもえげつない
悲しかったことの反動は、とても楽しい

嗚呼、きっと夢を見ていたんだ
目が覚めないんだ
どう足掻いてもどう痛んでも
覚めないんだ

甘えなんて言葉がとても似合う僕
今日も逃げるために目を瞑るんだ

現実と夢の違いさえ分からない僕
でも今日もきっと幸せなんだ

どうにかして覚めたいなあ
夢を、掴みたいなあ

ちかちかときらきらと




一生懸命星が輝いていて

それだけでただただ泣けたんだ
嗚呼、どうか消えないで
どうか煌めいていて


どうか愛しい星よ
君に幸あれと
ただただ届かない星に
手を伸ばして、唇を噛み締めた




,

目を開いて見つめて



自分の醜さを
自分の滑稽さを



いつかきっと後悔するでしょう
気づけなかったことに
気づけなかった自分に

いつかきっと泣きわめくでしょう
犇めく心を見下しながら
蠢く情を見下ろしながら



嗚呼、滑稽だなあ
楽しいよ、全く







すべて自分が悪いと喚いてろ
なあ、僕。
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