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“爆弾”を抱えた練習じゃないのか

……その練習とは、反応練のこと。

反応練は音の反応を高める反面、
自陣しか取れなくなってしまう=爆弾

を抱えることになるのではという指摘が以前四国支部長からあったのだ。個人的に5月末からずっと悩んできたんだけど、今なら胸を張って言える。

反応練は爆弾を抱える練習なんかじゃない。

かるたは無意識に自陣を取れてこそ相手陣をしっかり狙えるようになる。相手より少ない暗記で自陣を取って、攻めてくる相手にダメージを与えられることの意味、それをここ最近知った気がする。
そのために私に今まで足りなかったことは、

1.反応練と体の動きを切り離して練習しすぎたこと(時間的な問題や学生時代は部屋のスペースの問題もあった)
→音と体のリンクをする

2.曖昧な札の放置(定位置がしっくりこなかったもの、反応しにくい札の対策不足)
→定位置の再度見直し←暗記にも直結しそう

3.素振り(体重が増え、試合数も減り、仕事柄あまり体を動かさないため機敏性が低下していた)
→素振りによる払う型の定着及び手の低さ、空札のときの正確な空振り

4.相手陣意識(自陣は取れるという意識から攻めが甘くなり自陣ばかりに引きこもって攻め札を攻めきれなかった)
→余韻時の意識を自陣で終わらせない、守り体制に入って足を開かない

5.暗記の質(集中にムラがありすぎることと対人練が明らかに減ったことが原因)
→どんなに少ない時間でも毎日かるたの暗記と札、実践に触れること

6.かるたを好きな気持ち・初心
→目先の目標(かるたA級になる)にとらわれないこと。どんなときにワクワクして調子よく取れていたか思い出すこと。どんなかるたを目指したいのか、というビジョンを持ち続けること。




わたしはA級になった途端勝てなくなって燃え尽きた人を何人も知っている。
A級になることは一つのゴールではあっても、かるたのゴールじゃない。
B級まではわりとゴリ押し(笑)でなったけど、そこから先が一番難しいんだなぁ。

あと、こっちに帰ってきてから、私は“強い”ってなんだろう、ってずっと自分に問い続けてる。
…まず、社会人になってから一つひとつのかるたを、試合を楽しむ気持ちが欠けていた。
なのに「勝ちたい」「強くなりたい」という気持ちだけが悪戯に先行して基礎を疎かにしたり試合中も学生時代のような粘りがなかったように思う。それでいて強さは「速さ」としか疑わなかった、それが私の弱さ。
だから、楽しい・強くなりたいという情熱を持ち続けること、基礎を大事にすること、その中で自分の得意技を研いたり苦手をなくし隙を無くすこと、相手との駆け引きに負けない精神力と戦略を練ることが必要だなって感じる。

かるたは私が高校生・大学生のときに感じていた以上に奥が深くて面白い競技なんだと思うのです。


あー…つよくなりたい。
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