ゆめを、みた















悲しい夢を、みたよ

ふーん…悲しいねぇ、泣く?

…そのネタ俺がいくつになるまで引っ張る気。




さぁ、いつまででしょう。




あなたは変わらない。
変わらないね。





あてはまるピースが見つからないんだ。
現実が鮮明になればなるほどモノクロになっていく記憶。

なんなら不器用な「懐かしい」という言葉でむりやり片づけてみましょうか。















──あの頃と全然変わってないね


──何、それお世辞にとっていいのかな?












ねぇ

いつか、いつか本当の意味で“オトナ”になれたらもう一度だけ振り向くよ、って言ってくれる?


せめて思い出の中だけは綺麗でいてよね。





だから、だから
君に届きますように

枯れることない気持ちを
春風に乗せて願ったんだ

君と出逢えたこの季節にのせて。




あなたはいま泣いていますか。笑っていますか。
そこらへんを歩いていますか?


もうすぐあなたに出逢って、同じように別れた季節がやってくる。





















さようなら、また逢いましょう


キミは、桜のような人だったね。