それは、あさ

悲しく私が響いている



ざわめきの中を

すきとおった冷たさで




・・どうして朝が来るのだろう


覚めてしまう日常のはじまりに

あさなんかこなくていいのに
なんて呟いた


平らの連続に心は穴だらけで
がんばりすぎてることにきづかずに
折れていた心と向き合った


「元気だから、元気だから」
口癖のように励ますの


・・・でもね、ほんとう?


わたしそんなに強くなんてないんだから





こけおどしの正面玄関

あなたが開けて待つのはなあに



或いはわずかな花のひとひらに

かけた願いにくちづけを




しずくは何も知らずにかがやいて

朝日ははじまりの合図を告げたのです













自分の感受性くらい、
自分で守るわ