【覚書】勝つために必要なこと
……
○自分の勝ちパターンを体に染み込ませる
○どんな状況になっても、たとえどんな相手との対戦でも気持ちで負けないこと
○最後の一枚まで諦めないこと
○ピンチのときの切り返し方を過去の負け試合や勝ち試合の反省ノートから学ぶ
○基礎を大事にすること
○自分の取りを見直し、第三者(A級以上が望ましい)に自分の構えや取りのアドバイスをもらうこと
→自分で大丈夫だと思っていても上級者から見たら穴のあることが多い(特に構え方)
○誰にも負けない自分の武器を研くこと
○体調管理をしっかりすること
○大会前日は早めに寝ること。その際勝つイメージや楽しいことを考えて寝ること
○大会のリズムをつくること(良い取りができた大会の日にしていた行動や食べ物を次の大会でも縁起担ぎに続けること)
○自分が一番その会場で強いと思い込むこと
○大会準備は前日に万端に済ませること
○朝食は早めに起きてしっかり食べること
○チョコレートとバナナを持っていくこと
大事なこと
◎できないことはしないこと(力まず積み上げてきた練習の通りにする
最重要課題
◎◎自分を信じること◎◎
その他
おてちゅき禁止!!!!!!
試合に勝つために矛盾するようですが、最重要課題にプラスとしてここで追記します。
最重要課題
◎謙虚であること
勝つためには、自分に対して謙虚に貪欲にならないといけません。高校時代の私に一番足りなかったのはこの部分です。
勝ちたいと思いすぎると人は気負います。そしてその焦りから自分ができること以上のことをしようとして必ずミスします。
どんなに実力のある選手で大きな大会やオリンピックで周りに有望視されていてもひょんなことからボロボロに崩れることがあります。そう、万全の体調管理をしたのにもかかわらず。
特にオリンピックや日本で有名な新年の箱根駅伝には“魔物がひそむ”と言われます。どうしてでしょう。
答えは、
気負うから、です。
自分や周りの人のどうしようもない重圧、プレッシャーに潰されるんです。
日本の代表となって戦う選手でさえこんなに崩れてしまうことがあるのですから、勝負がかかった絶対負けられない試合での一般の選手の重圧は尚更です。
一方で、“謙虚さ”は“気負い”とは対照に自分自身の状態を冷静に保ってくれ、「この勝負に勝ちたい!」という強い気持ちと合わさると普段以上のパフォーマンスを発揮できることがあります。
これが俗に云われる“ゾーン状態”です。
このゾーン状態には私もなったことがありますが、ゾーン状態に入ったときは周りから一切の音が消え、詠み手の詠み以外の音が聞こえなくなりました。音がまるで砂漠の砂が水を一瞬で吸い上げるように、音が体に染み込むように入ってくる。
どの札が次に詠まれるが全部分かるし、恐ろしく落ち着いているのに今まで感じたことのないスピードで札が取れました。
「じゃあ、なんでそんな極限の集中状態になった去年の東大阪で負けたのよ!」
と聞かれると、札の逃げ方を知らなかったからです。せっかくゾーン状態に入ったのに、そのときはまだまだ私の実力不足でゾーン状態に技術が追い付いていませんでした。
…忘れもしません。頭で違うと分かっていても札の逃げ方が下手だったので終盤の大事な場面で全部相手陣へ攻めた札をさわりました。それでも自陣に戻って相手の攻めの下に潜りこんで取れていたので自分でも分かりませんが本当にゾーン状態の私は速く強かったのだと思います。
ベスト8で29枚取って3枚差負け。
だから、スポーツは自分の身をもって
心・技・体
なのだと実感しました。
去年は取りぐちゃぐちゃな上に大阪大会以降練習のしすぎで体調を崩したり、その上インフルにかかったり、家族の不幸があったり、慣れない社会人生活からスランプに陥り心技体全て万全で取れた試合はなかったように思いますが、離れてからもずっと関西から支えてくれているコーチには感謝しています。
その後、4月までに変に何回か入賞してしまったからこそ、私は最初のかるた特訓を始めた自分の取りへの謙虚さを忘れて傲り高ぶってしまいました。
そして社会人としてぶつかった練習時間の壁、音が聞こえなくなるという大きな挫折。
試合では自分信じて勝てる!と思わないといけませんが、これからは周りの人からのアドバイスは謙虚に受けとめて全部地道に直していこうと思います。
あー強くなりたい。。
以上、万年B級2段記す。
2月の東大阪大阪大会に向けて、
かるたの調子合わせてがんばります!