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『朝靄ノ中』

無邪気で
己の愚かにも
立場にも気付かぬ童

小さな事に笑い
悪気なく
吐露する愚言

傷つき
倒れた私を
踏み付けながら進む未来

人は皆平等など
誰が吐いた嘘だろう
理解不能の世界に
良いように作られた言葉

名を呼んだ
泣きながら
呪いでもかかっていると
思い込んで

優言無し
謝罪しか無し

愛が消え
心が消える時

貴方は
笑うのだろうか
嘆くのだろうか

『ハテナク』

巡り巡って三年目の冬

全く同じ現象に

ただ

自嘲が浮かぶ

治りかけていたんだよ

治れると信じていたんだよ

だけど

人は違えど

傷は違えど

痛みはそっくり

悲しみはそっくり

路上に座り込み
泣いてはいない

けれど

毎日 毎日

泣くのは同じ

裏切りよりも

酷な行動

騙し 騙し

私を泣かせ

騙し 騙し

今頃 陳謝?

行き場のない足

切り落としたい

こんな世界は見たくない

煩い周辺

人間の呼吸すら

私には雑音

消して 消して 消して

笑ってるんでしょ?

私を 私の心を 姿を

嫌いなんだろ?

私を 私の心が 姿形が

解っているよ

もう知らないよ

苦しみの淵で

待っているよ

果てなく

待っているよ…

『あちらこちらに』

あちらこちらにぶちまけた
痛々しい思い出

一ヵ月 三ヶ月 半年

ずっと歩いてみたけれど

傷は消えずに膿んでいる

あの頃よりも
徐々に 徐々に

貴方に近づいているけれど

それは物質的な距離

心は逆に離れてる

どんな言葉を並べても

どんな謝罪を言われても

愛しさを越えた
憎悪と殺意が露になるの

近づかないわ

貴方のために

近づかないわ

あの娘のために?

あの娘憎しや
あの娘殺しや

山婆になったら
アイニイキマス

蛇になれたら
アイニイキマス

炎になれたら
クルクルクルクル…

雪の風に
今宵も乗せて

雪の寒空
今宵も…

ぼんやり灯りを
見下ろしております

『私だけ』

あんな事を言われても

こんな目に合わせれても

そんな思いをしても

どんな風になっても

許してあげる

待っててあげる

そこまでするのは私だけよ

私だけよ

いえいえ

やらせて頂くの

させて頂くの

こんなの私だけよ

私だけよ

愚かな思いに泣き濡れて

捨てられ 裂かれて

ズタズタの体と心

バラバラになった私なのに

何をされても

許させて

騙され続けても

信じさせてよ

暖かさを失う世界

常に氷と雪の世の中

嘘でも抱かれたら
温かいのに

笑う角には福来たる

されど
泣いた顔に損はない

私だけよ

私だけよ

こんな女は私だけよ?

ワガママ一つ飲み込んで

怒りの言葉は収めます

私だけよ

私だけよ

『悪夢的記憶』

あの日
歩いていた道

二人寄り添って

寒さに耐えながらも

温かかった

温かかった

君は忘れたのですか?

冷たい道に響く足音

一つになった 今

連絡を待ち

返信を待つ

震える事が奇跡になる携帯

他の誰かを抱きしめ
愛していると
知ってるさ

知らされた日は
再生より死を選ぼうとした

触れていた大切な人

触れていた心と心

来年こそ
一緒に過ごせるの?

奪われた君を消せず

溢れ出る涙は雪にはならぬ

思い出が転がり過ぎた街

不快なネオン 不快なビル

君の居場所は知っている

君の居場所はすぐそこだ

会いたいながら
会えない故

今宵も道を曲げました

いつかまたね?
叶わぬ願いになる前に

私を殺すか 迎えに来るか

決まってしまったら

伝えてよ

冷たい涙は心を壊して

今夜も独り 君を想うよ
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