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『土人形』

風化して
砂塵と成り行く心

得るか得られぬか
それすら解らず

また
重く沈み
また
儚く散り逝く

歩く足元は頼りなく

フラフラになるが

やはり
真に支える者はなし

それでも
どこかには行かなければ…

だから
あちらこちらを砂にして

だから
あちらこちらを壊して

無理矢理にでも
進むのです

「タスケテヨ」

そんな言葉は捨てたつもり

「アイシテル」

そんな言葉も捨てたつもり

「シンジテル」

一番
亡くしたくなかった心

固く凍って
今は
この土塊の奥深く

風化して砂塵となれば

いつしか
心は露になるか?

いつしか
心は戻ってくるのか?

あふれた雫が
土人形の頬に染みる

あの雫は
何を意味しているのだろう

『見せたい親友がいて』

足跡に名前を付けた
記憶と言う
名前を付けた

二人が歩いた記憶は

笑った
泣いた
怒った
悩んだ

そして演じた




幸せだった

数多の幸せがあった

星と星が出会い
歴史が出来た

ただ
二人が揃うと
何故か周りは
歪んだ、歪んだ

今また
空から白い物が降る

深々と
全てを眠らせるために

そこに
ボクらの足跡は
全て埋もれていくだろう

儚くも
悲しくも
あらがおうとも
全て消えてしまうだろう

そして
いつしか雪は溶けて
流れてしまう

足跡共々
流れてしまう

ただ
今、君に伝えられるなら

笑った事は
忘れはしない

戯れに弾いた言ノ葉

一字一句をツラツラと
記憶してはいないけど

笑い合った
互いがそこにいた

それだけは
僕は決して忘れはしない


雪の上に
一人
足跡を付けた

ポツリポツリ

真っ白な世界に

ポツリポツリ

これが僕の道になる

これが僕の記憶になる

新しい道を行く君の先に
幸いが花を咲かせるよう

新しい道を選ぶ僕の前に
幸いが降り積もるよう


○息抜き・15

いやはや。

気が付いたら大晦日。

言葉遊びも、心遊びも忘れていました。

あっという間の一年でした。

目の前で宝物が砕け散り、それらを拾い集めながら、泣いたり、笑ってみたり、忙しさに追い回されながら、また、別の宝物を見つけてみたり。

総括的に見たなら…。

五分五分でしょうか?

若干、喜怒哀楽で言えば、怒哀が七、喜楽が三な気もしますが

周りが、私とは違うペースで進んでいく。

周りは、私とは違う顔で動き出している。

来年は
どんな年になるのでしょうね?

「アカオニとアオオニ」

朱鬼、藍鬼
幼い頃に一緒に遊んだ

貴方が私を藍色に染めた

貴方が私を愛色に染めた

大好きだった

二人で遊んで鬼ごっこ

二人で一緒に居るだけで

朱鬼、藍鬼
幸せだった

だけれど
いつしか朱鬼は
どこかへ行った

大人になって
どこかへ行った

藍鬼は独り待ち惚け
朱鬼を待って待ち惚け

貴方が私を藍色に染めた

貴方が私を哀色に染めた


『お門違い』

お門違いもよいとこで

立場違いもよいとこだ

誤って暴走

独りで後悔

グルグル回って帰ったら

待っているのは後悔・自責

天に焦がれた蛇は

グルグル回って

蜘蛛糸もつれて

もんどりうって

蟻地獄

自分が一番悪いのさ

自分が一番間違ってたのさ

たったそれだけ

たったそれだけ
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