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『下手くそダンサー』

一緒に踊ろう?

他でもない君だけと
一緒に踊りたい

ダンスホールの
真ん中を陣取ってさ

下手くそなステップ

それでも構わないでしょ?

君だけと
永遠のダンスホールで

たどたどしいステップ

リズムに乗れるかさえ
ちょっと怪しいけど

君がいる。
それだけで良いよ

パートナーに選ぶなら
まさに君だけだって

誰が反対したって
神様が許さなくたって

さあ 一緒に
今宵も踊ろう?

軽いステップ
優しいリズム

パーティーの終わりなんて
僕には聞こえない

覚えたての
幼稚なステップ

だけど
君がいるなら

きっと トップダンサーに
なれる気がする

君がいるなら

きっと 何にだって
なれる気がする

『お人形と私しと』

私が私を
認識したから

「はじまり はじまり…」

お名前をくれて
アリガトウ

髪の色も お眼々もくれて
アリガトウ

性別を決めて
お洋服を着せて

性格もくれるなんて
思わなかった

冷たくて固い肌だけど

温かい何かは
流れてないけど

貴方の望みのままに

笑うも 泣くも
怒るのも

想いのままに

楽しい時を一緒に過ごそう
悲しい時も一緒に過ごそう

笑顔を食べて

涙も食べて

一緒の時間を

一緒の思い出を

胸に刻んで 生きていくの

愛玩具でも
美術品でも

どっちでも良いわ

貴方が大好き

だから 私は
ここにいるんだもの

貴方が大好き

だから これからも

私を見てね
私に触って 私に話して

一緒の時間が
私の一部よ

有限の時を

壊れるまで

いなくなるまで

一緒にいさせて

「一緒が好きだよ」

聞こえない声で
今日も歌うの

『フカイ森への憐れみ』

憐れな貴方には
血染めの薔薇が
お似合いで…

過去に縛られたのね
お気の毒

大嫌いな歌が
耳に流れる

シリーズ化して
いつしか行進しているの

信者が待ち侘びる
「続編」の2文字

憐れな貴方には
アルラウネの花束を

高い高い所にいるから
届く事も無いけれど

大嫌いな貴方に
同情と軽蔑の眼差しを

下等な私が
どんなに足掻いても
意味はないけれど

私の世界と
出会わなければ良かった
貴方の世界

私の方が
穴だらけで

「いつでも逃げられる」
それだけよ

上に行くのが
どんな事なのかは

下から見てたら
よく解る

憐れな貴方に
侮蔑の花を

憐れな貴方に
静の水を

戻れぬ世界に
同情するわ……

○息抜き・38

最近、あまりにも宣伝バナーが酷い気がしてなりません。清呑です。

規制を強化したところで、裏側は何も制限無し。

むしろ、悪化するのが人間でしょう。

机上の知識では、真に経験した時の激痛には耐えられまい…。



素直になるのが苦手故、全てが毒に成り得るのを知りました。

損。と申しましょうか。

誤解されたまま散り散りになる友人知人も在ると言うことです。

まあ、今更、簡単には変われませんで。



壊れた人形を集めては、直したい心でおりますが、いかんせん、己も治せない身ですから、未だに箱の中で泣かせております。

壊した誰かが悪い筈なのに、何故か、私は私を責めるしか出来ないのが現実です。



さて、もうすぐ八方塞がりが終わりますが、少しくらい幸せになるのでしょうか?

いつか、他人に心から必要とされ、愛されてみたいものです。

ただ…それだけです。今は。

『丘へ帰ろう』

さあ あの丘へ帰ろう

牙を丸め
爪を折り

もうあの頃には
戻れない姿だけれども

茨を抱いて眠るのは
もう辞めよう

叫びは吠え声
声は遠吠え

駆け足で
今を見捨てて

蛹を破るのか
殻を破るのか
知らないけれど

メビウスの輪の上で
踊り明かした悲しみよ

「もうお別れしなくては」

干からびた果実が
負ける運命よ

未熟な果実は
何も知らぬ顔して
買われていくでしょ?

捨て去られた果実は
地に帰るのを

指折り数えて
無理して笑う

またいつか

青々とした
芽が出るかしら?

淡い実を付け
いつの日か
貴方に買われて行くかしら

荒野を一人で駆け回り

私もいつしか
戻れるかしら

艶やかな毛並みの
あの頃に

張りのある声で
貴方に聞こえる遠吠えを

胸をはって歌うのです

そしたら どうか
答えてね

そしたら どうか
応えてね

私の声に 問いかけに

どうか お願い
応えてね

丘には きっと 今も
私の好きな
花が咲いてる

相も変わらず
花が咲いてる
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