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『醜い蛇』

ナント
コノくちなわハ
めすダッタノカ…

今更の驚愕………?

天に焦がれ
龍に生りたがった蛇は

花に埋もれて眠るでしょう




似合いもしないと笑うなら
ゴラン………

アレが
愚かな街の灯だ

アレが私を
焼いたんだ

占い師は掌替えし

デジタライズされた奴らは
コロコロ変わり
蛇を誑かした

だから
噛み千切ろうか?

神契ろうか?

淀んだ眼で
あの路を見据えた

悪魔は
どこからやって来た?

ナンナラ
絞め上げようか?

ソイツニモ
同ジ形ヲ

ナント ナント
コノ蛇ハ女ダッタカ…

雄に負けじと
鎌首上げて

ヒラリヒラリと
偽って見せる

今更の驚愕

今更のコト。

牙を剥き出し
毒を滴らせた

眼に浮かんだ涙は
きっと
アンタの思う物とは違うよ

哀シイカナ
コノくちなわハ
どくへびダッタカ…

酒に浸かってしまったら
少しは大人しくなるかしら

哀しいかな
この蛇は女だったか

哀しいかな
この蛇は毒蛇だったか

『ナイル』

ナイルに
この身を投じてみたい…

大河は
私を
受け入れてくれるだろうか


ラーの船が帰って来る前

バステトの眼に
頼ったままで

闇の中を歩いてる

永久の命を得るために
この器を永久保存?

砂漠となった大地の上を
貴方はどんな
気持ちで横切る…

ナイルの底に
抱かれたなら

大河の御胸に
抱かれたなら

少しは安らかに
眠れるだろうか?

氾濫期

大地を肥やし
豊穣をもたらす

ラーの船が
帰って来たなら

また何度も
芽吹き生い茂りましょう

いつか水面に浮かび
天を仰ぎたい

吹き抜ける風の音

流れ続ける歴史の音

埋没した真実を
ナイルは孕んだままで

蕩々と旅をする

上に人の船を乗せ

空にラーの航海を
見守りながら

見守りながら

『問わず語り』

教えてよ?

どんな気持ちなんだろう…

代わりなんて無い…

血の繋がらぬ人から

そう思われ 愛されるのは

どんな気持ちですか…?




下心ではなく

肉ではなく

魂を
愛されるのは

どんな気持ちですか?



今のボクには
全てが嘘に聞こえる

現実こそが
真の嘘で

傷ついた胸は
全てを証言するでしょう

抱き寄せられた幻は
身体から零れて消える

幸いの笑みは
悲しみに掻き消され

打ち拉がれたまま

身体が醜く歪みだす

…見せられぬ程に

…醜く太り 老いだした…

美しさを得ようとした
君の隣に居たいたから

それなのに…

選ばれず

奪われた幸い

唯一

ボクから幸いを
剥奪出来るのは

世界で君一人だと

知っていましたか?

別人が隣に立ち
愛されて
優越の笑みを浮かべる…

覚悟していた

…ハズだった…

君の幸せを
何より願っている

…ハズだった…

知らず知らず
それは嘘に変わってた…

一瞬でも
隣に居られる様に
もっと何かを捨てたなら

一緒に
笑える様に
もっと周囲に合わせたら

君の隣に
いられただろうか?

今でも君と
笑えただろうか?

教えてよ?

唯一無二とは
何なのか

自分以外が
命を尊いと感じてくれる
気持ちとは

どんなに温かいものなのか

そして
それを信じられるとは

どんなに嬉しいものなのか

欠落したボクには
解らない

何も出来なかったボクには
解らないんだ





唯一

ボクだけが
罰せられている…

雨が
刃物ならば

ボクはきっと

この痛みから許される

この苦しみから救われる

嗚呼

嗚呼…

『恨み謳』

吐き出せず

ただただ内に溜め込み
耐え続けた

体が悲鳴を上げる
心が壊れる音がした

内臓から
伝言があった

…負荷が大きいので…
…緊急停止します…

見たくないものを見て
聞きたくないものを聞く
口にしたくないものを食べ
行きたくない場所へ行く

会いたいものには阻害され
通いたい場所へは行けず

ただただ

奥歯をすり減らしては
自身の中心に力を入れた

それでも

どうやら

周りは私を貪りたいらしい

道徳と自制心のみを
研ぎ澄ました姿は

誰からも理解されない物

時間を奪われ
笑いたくもない時に笑う

唯一は
止められずに溢れる
涙であろうか

支えなく
生きられそうに見られる姿

切り捨てられ
罵られ

付いた傷は
深すぎる

主張は通らず
意志は持てない

大切な者を傷つけたのか…
何故全てを
失わなければならないのか
理解できない愚かしさ

隣にあった光を失い

嫉妬と悲しみに狂った晩

私は
また一つ壊れたようだ

以後

快方には向かわず

ただ

安らげる場所も時間もなく

ただ

蝕まれてゆく



『ソンナニ
………欲シイノカ?』

『ワタシニ………
欲しいのか?』

『深夜の謳』

ウタを吐くのは
唯一の気休めですから

汚なく歪んだ体

搾り取って
元に戻したなら

せめて形だけは
あの頃に戻れるかしら?

内側に巣くった病は

胸の奥にある様に見せ

実質は
頭の中にいると言う

どちらも変わらず
いつまで耐えても治らぬ病
皮膚に現れる
我慢の証

掻き毟っては
一人で後悔

何故 ボクは

希望を持っては
いけないのだろう

何故

夢を見ても
いけないのだろう

心の奥へ 奥へと
傷ついた本性を追いやる

どこに行ったら
気が休まるのです?

リアリティの夢は
常に覚醒を呼び起こす

眠らせて下さい…

心を休ませて下さい…

嗚咽混じりに懇願

遠慮を重ねて
したためた電子の手紙は
全て消去しました

消去しました…

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