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『うなり節』

無理よ 無意味よ 無駄よ

そんな小さな

自己アピール 1・2・3

素敵なお花にゃ
刺がある

可愛いお花にゃ
毒がある

だから ここらで
こっちを向いてよ
ハニービー?

無理よ 無意味よ 無駄よ

そんな悲しい

自己アピール 1・2・3

若い娘ときたら

無知識 無関心 無情 無常

それでも やはり
若いあの花の傍が良い

当たり前の建前 ご立派

私ゃ 早から枯れススキ?

流行り歌など
流れ 流れて サヨナラ

昔歌など
流れ 流れて コンバンハ

だから アタシが
オススメなんです

今日も 明日も
手を挙げたままの招き猫

福がくるのか
知りゃしませんケド

どこにも 行く宛なんか
ございませんモノ

『Trickersの宴』

Trickers

それは 孤独の始まり?

彼らはみんな 嘘を吐く
彼らはみんな 暴露する
彼らはみんな ぶっ壊す

Trickers

それは小さなパーティー

面白可笑しく
生きていたいだけ

Trickers

裏切るつもりは無いさ

だって元々
仲間じゃないし

だって元々
自由でいたいし

Trickers

翼を広げて 泳ぐだけ

全速力で 眠るだけ

詩を歌って
ステップ踏んで

ただ ただ
ここで 遊んでいるだけ

大切なものは
壊さなきゃ

大嫌いなものは
護らなきゃ

Trickers

掴んで放さぬ この手さえ

どこまで信じて良いのか

こんなボクにも
ワカラナイ

ただ今は

君の隣で
踊っていたい

君の傍で
歌っていたい

Trickers

独りに飽きたら

また アソボ

世界を壊したら

また アソボ

『晩秋メッセージ』

逆さまの秋雨空

赤トンボは繋がった?

遥か彼方に
この雲は届いた?

移り気な君だから
ほんのちょっと
考えてしまう

カサカサになった紅葉
サラサラと流れる銀杏

貴方に
届けなければならない
そんな気持ち

川面に映るのは
単なる影

追いかけて走り回り
いつしか
きっと遠くに辿り着く

読み解けない本には
落ち葉の栞挟んで

解らない未来には
実りの季節を思い描いて

きっと遠くに辿り着く

積雪の頃
会いに行くから
迎えてほしい

冷たい風に負けぬ様
冷たい雪に負けぬ様

また
春を迎えるために

この晩秋を
耐えてみせるよ

耐えてみせよう

『恋した事を罪として』

死刑台から見る景色は
なんとも
清々しいまでの青空だった

どんな方法で
僕の息の根は止まるの?

ねぇ?
誰か教えて…

罪状を知りながら
散りゆく僕の姿
君は見届けてくれるかな?

僕の下手くそな笑みは
君に届くのかな?

君に恋した事
君を愛した事

それを罪と名付けたなら

現状の苦しみにも
納得がいくよ

失う恐怖も
嫌われる恐怖も
奪われる恐怖も

同じ苦しみの中
クルクルと藻掻いている姿

ねぇ?
君には見えていますか?

何度も何度も
人に恋して

何度も何度も
人を愛して

繰り返し 繰り返し
それが命の運命なんだろ

死刑台から見る景色は
なんとも
清々しい青空で
涙が溢れてきたんだ

どんな方法で
僕の息の根は止まるの?

誰か教えて…

罪状は
君に恋をしたからだね

耐える力だけでは
君は振り向かない

薄っぺらい占いじゃ
君の心は見えてこない

勇気を出して
君と言葉を交わしても

「必ず」なんて約束はない

だけどさ

つら過ぎて
逃げ出すくらいなら

苦しくて
逃げ出すくらいなら

僕は今ここで果てよう

罪状は
君に恋した事だね

叶わぬ願いなら
今すぐここで

なんて言いながら
君が引き止めてくれる未来

夢に見たりなんかして

嗚呼
もう末期みたい。 だね

『睡蓮の夢』

睡蓮が咲いた音

時遡れば

きっと
温かな笑みに出会える

時の産声

彼方に広がる道を
君はどこまで歩むだろう

その隣
誰が笑みながら進むのか

今の僕が
知り得る事ではない

それでも
せめて夢を見させて…

歩きにくい道では
共につまずいて

平坦な道なら
誤って
先に行ってしまわぬように

ただ共に笑い
ただ共に語らい
ただ共に時を生きる

幸いの欠片の在処を
僕は知っている

睡蓮が咲いた音

今より大夫 前の事

実を結び

新たな睡蓮が咲く頃

君は何をしている?
僕は何をしている?

水面に映した影二つ

いつまで
こうしていられるだろう

きっと

そんな

夢を見ているのです
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