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『効かない薬。深夜2時』

甘えた事なら
言わないからさ?

壊して 壊して 壊してよ

完璧なまでに
破壊して?

何も判別出来なきゃ良いよ

何も分別出来なきゃ良いよ

そしたら
愉快に 笑ってられる?

友に見せれぬ 壊れた正気

白肌に這い回る 病気

出来損ないの 未熟な狂気

年に一度のParty time

いっそ今すぐ
脳天 撃ち抜け

ぶちまける 脳漿

そこに溶け出してるのは
きっと 哀しい Help me!

壊して 壊して 壊して

完璧に 完全に

壁にぶつけた頭は
ケラケラ笑って 泣いてる

何で涙が出るんだか?

探してみたなら胸の奥
何かがギリギリ痛んでる

頭の中のFlash信号

チカチカ言って 謎の暗号

強がり叫んで
アチラもコチラも
嘘に塗れた

壊して!

折角の夜だから

壊して!!

アナタのお望みのまま

壊して!!!

どうせ周りは腫れ物扱い

白に戻りたい灰色は
黒にもなれずに
未だ健在

菓子はいらない
嘘もいらない

薬だけに生かされながら

人は知らない

全員 知らない

『七つの時から』

流れ流れて 流されて


歴史の波は
全てを流すよ

ナイルに抱かれ
見た夢は 睡蓮の香り

蕩々と流れて

砂漠を越えたら
ナイルに代わって
月から月へ

月の光は
サラサラと 黒髪を流す

優しい手は 兄から姫へ

姫に紛れて 戦の香り

戦火を恐れた
私を カラカラと
チャリオットは次の時へと

運んだ 運んで 連れてった

ガウタマ様が
お目覚めの時も

絹の道すがら
きっと私は
輪廻の途中です

また起きたら
新しい時を識るのです

長い歴史を誇示しても
身も蓋も無き偽りの歌が
綺麗な刀も くすませた

それが とっても
悲しいから

私は走って 抜け出した

遥かな大地 浮島の土地

陸と陸とを
繋ぎ合わせて 導かれた地

コヨーテが私を
連れて行ったから

まだまだ捜し物
見つからない

サボテンの横に腰掛け
君と歌ったあの歌は

今はどこに 流れてますか

思い出せない あの歌を

私は今
ここで歌うよ

土が作り上げた この歌を
代わりに 声高らかに

朽ち縄の歌

歌い続けて
踊り始める

流れた道の 今のカタチを
時に流れて 出来た私は
歌い始めて 踊り続けて

『人形失格』

略奪で無いなら
奪還すら出来ぬ と

所持された事の無い
壊された人形

直す力を
私にください

神に 何かに
願って 誓った

悲しい眼を与えては
あまりに可哀想だから

一時でも
笑顔を



それは
単なる自己満足

情を注いだら最後

それは
所持を信じて
未来を夢見る

涙を流した数は

壊れた人形より多く
命を与えるには
十分過ぎ足る

いつか

私も

誰かを満たす
所持された人形に…?

それも否

誰かを満たす
人間のオンナに
生りたいと

今宵も 同じ夢に
この身を 浮かべようか

この身を 捧げようか

『雑多な駄文』

血塗れの妄想

子供のリビドー 嘲笑う

歪む躰は
誰も止められず

壊れた頭に
つける薬 無し

煩い雑踏 振り払う夢

詮索されては
誤認で解釈

反吐を吐きかけ
自由を空想

無意味と不快

廻して 輪廻

抜け出せない闇は
盲目の証拠

夜泣のイヌを なぶり殺し

悪夢に怯えた
己も また同じ

必ず死ぬなら
必死になれない

叶わぬ夢は 所詮の泡沫

汚れた子供は
大人の真似して
年老いたがる

齢重ねて
後悔ばかりが増えている

女はもうすぐ
期限切れ

私ももうすぐ
期限切れ

『雨声の猫の話』

隠れるみたいに

シトシト シトシト

いつも 二人は

シトシト シトシト

めためた話す ドブ鼠

シトシト シトシト

八つに裂こうとした猫の爪

うらうら歩く 宵の裏庭

窓灯り 消してよ

シトシト シトシト

二人の逢瀬は
いつも雨

バラバラにした

バラバラのシタ

笑った 嘲笑った

幸せの失敗作

めたらめたらと話す
ドブ鼠

知ってた 識ってた?

シトシト シトシト

降り始めの雨粒

泡玉

二人の会話 泡沫

ムジョウの雨に

シトシト シトシト

知ったかぶりの
爪割れ猫の

白昼夢


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