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『饒舌Terribly』

煩い群れに立ち尽くす

陰口叩いたオッサンは
明日もヘコヘコ 虫の様

色に溺れるネェチャンは
酒に呑まれてペッラペラ

機械仕掛けの箱の中
終末予想は オオハズレ

土砂降りの痛みを
誰に訴えたら良いの

誰が私に 教えるの?

クダラナイ クダラナイ

だったら登らせてよ

だったら昂ぶらせてよ

嘘も方便 早く 早く

私を浮かべて

出来るものなら
やって見せてよ?

大人の真似して
ヒヨコは交尾している

何も出来やしないのに。

若気の至りの老婆が
また私を蔑んだ

もう戻る道も断たれた。

だから
ここから 出て行きたくて

倒れた道を
車が通る

散り散りにしてよ

私を
無惨にしたままで

置き去りにするなら

散々な日々に
サヨナラするから

道に倒れても
死なないリアル

所詮 この世は…

口癖になった

情けない 現実

『孤独症』

寂れた皮膚に温かみを

触れられる事は
忘れた
諦めた
辞した

寂れた皮膚に

触れる指はなく

包み込む腕はなく

身を預ける胸はない

いつからだろう
待ち侘びた再会は
満月の夜から
立ち止まったまま

あの空間に
私の軌跡はあるのか
私の記憶はあるのか

それすら
もう
知る事はないだろう

良き方向に
裏切られるのを待ってる

待ってしまっている…

愚かと知りながら
何故だろうか

行き場は無い

故に

作らなければならない

なのに


触れて下さい

誰か

話して下さい

誰か

抱いて下さい

誰でも 良いから


寂れた皮膚に
温もりを

寂れた肌に血の流れを

人形よりも
虚しく

空しい形になりました

『落下点を探す』

飲み込んだ錠剤と
全く同じ

静かに
落ちていけば良い…

舞い降りた雪が
世界を真っ白に染めたから

全てが
また目隠しになる

力を無くしたところで
誰が困るというのか

私しが
何も出来ないからと言って
誰が困るというのか

静かの海は
嘆きの川の行き着く場所で

深く 深い ところ

全てを無くしたなら
行き着く ところ?

漂うクラゲを探して歩いた

揺れた月夜を
泣きながら探した

辿り着けない楽園は
見た事もない色でしょう

想像も出来ない
場所でしょう

『恋した勿忘草』

忘れないで

私を
どうか忘れないで

空に投げ出した願い

愛しい君に
届けたいメッセージは

―私を 忘れないで欲しい
―何があったとしても

嫌いになれたなら
この別れ道も
素直に歩けたのでしょう

後悔先に立たずと
申しましょうか

嫌いなら
こんな悲しみを
味わう事もなかった

どうか
私を 忘れないで

溢れる涙は
何回目の痛みでしょうか

独り

叶わぬ嘆きを
詩に託して歌う

震える心を
大人しくさせるためだけの
手段は
それしか知りませぬ

―もう行かなくては
―だから

私を忘れないで欲しい

全てがいつか終わる

私は 君を忘れるでしょう

それは
女に生まれた私だから
仕方の無い構造

だけれど

どうか
君は
私を 忘れないで…

男として生まれた君だから
出来るはずの構造

嫌いになれたなら
こんなに嘆く事もない

嫌いなら
そんなにつらい事じゃない

どうか 私を
忘れないで

迎えの無い独り道

声を探しながら

傷付いた足で歩き回る

だけれど
もう歩けない

だけれど
もう…

だから
また私の我儘

どうか 私を 忘れないで

どうか私を
唯一の私を

忘れないでいて欲しい

『懺悔と祈りと』

叶わぬ奇跡を信じて
知らぬ神に
祈りを捧げた

傅いた 信心無き我にも
平等に
この日は与えられる

太陽に焼き付けられ

月に浮き彫りにされる

願いは
ただ一つ

叶わぬ 祈りはただ一つ

幸せを

私が願い続けた

幸せを
この身にも与えて下さい…

誰かを愛し 信じる事を
許したまえ

そして

誰かに愛される事を
それを疑わぬ心を

我に返したまえ…

汚れた心身を
明日には残さぬよう

また

僅かに残ってしまった
愛情を

どうか 誰かに注がせて…

僅かになった
愛情を

今一度

人に与えられる程に
蓄えさせて欲しい



月を友に
夜を歩こう

あの日を忘れるように

流行り歌に
賛美歌に
傷付いたこの胸を

どうか 一刻も早く

癒して欲しい…

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