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『作り上げられたヒト』

いつまで
耐え続けるのか
解らない…

永遠にも思える
この不安は
どこまで育つのだろう?

己で体を抱き締めて
蹲れば
また心臓の音がする

解放されない悩みは
鍵を握る人物不在のまま

悔し涙の先は
過去に付いたトラウマ

時間を

あの時で止めていたなら

時間を

あの日で止めていたなら

こんなに
震えてなんかいない

君が救ってくれた命
君が心配してくれた命

もしもの時は
お返ししようか。

思う程に
涙が溢れる

そう

君が作り上げたのは
一人の壊れた人間

そう

君が救い出したのは
一人の壊れやすい人間

待ち人来たらず

いつまで

いつまで

夕闇を
烏が渡って行く…

『守護女神』

女神の膝の上

グッタリとした私を
慰めている手

―あの組織に戻る夢。

その前に
迎えが来る

老いたコヨーテが
手招きしている

―どちらに転んでも同じ

私は
薄らと目を開いた

女神は笑んでいる

そう

私を知っているから

私の全てを許すから

女神が笑んでいる

―辛かろう?

私は
あの組織には戻れない

―行っても…良いぞ?

だから
私は立ち上がり

老いたコヨーテの手を
強く握った

―いつでも
―帰っておいでな?

優しい女神は笑む

その女神の名は…

名は… 名は…

不浄の女神
穢れを食らうもの


それが
私の女神……

『侘しさと星空』

答えの無い森を
一人彷徨う

ねぇ?
君が居てくれたなら
迷わないだろうか?

冷たい答え
人を傷付ける答えを
述べまくった預言者

それらの未来が正解で

温かく
救いはあると告げた
そんな預言者は
嘘吐きなのかい?

そんな未来なら
要らないよ

冷たい北風の中
独りぼっちで歩く

器用そうに見えて
本当は不器用なんだよ?

救けてすら
声に出来ない

一緒に笑い
一緒に生きる

夢を見たなら
いけないのかしらん

冷たい預言者達が正解で
優しい言葉は嘘なのか

見えない答えの先

また
ありもしないヒカリを
追い掛けている

また
傷つき壊れて
終には消える

そんな未来なら
要らないよ

『ゴミらしく』

ゴミはゴミらしく
片隅に座り込んでいるのが
一番だ

蹲って

もう
何も考えてはいけない

何かの役に立とうとか
頑張ろうとか

そんな無駄な思考は
もういらないんだって

気が付かなければならない

あの頃の僕は
夢を見ていたんだ

あの頃の僕は
信じていたんだ

現実はどうだ?

ゴミクズは
社会の隅に蹲る

誰も
僕の激痛は知らない

誰も
僕を正義とは呼ばない

取って付けられた
「責任」とやらが
僕を蝕んでいく

ザラザラ

ザラザラ

薬を飲み込んでも

もう
ゴミはゴミらしく
蹲っているしかない

知ってるハズなのに

認めなければならないのに

何を
足掻いているんだろう?

『言霊を信じる僕』

言霊を信じる僕だから

一音、一音すら
確認しながら歌うよ

君に届きますように

機械が歌う時代に
肉声はいくつ生き延びる?

どんなに短い時でも
ただ
傍に生きたいと願う

「さよなら」を
口にしないのは

今生の別れを望まないから

言霊を信じる僕だから

君だけは
失いたくないと思う

願い、思いは
儚くキラキラ輝くのに

どうして
君に届かないんだろう?

離れ離れ

やっと気が付いた

手放せない夢がある。と

手放せない人がいる。と

君にとっての僕は
一体 何なの?

言霊を信じる僕だから

怖過ぎて
真実さえ掴めないでいる


明日は

幸せになれますように

明日こそは

幸せになれますように

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