スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

『ばか騒ぎ』

大切、大好きな神様と
一緒にいるから
壊れてくんだ

白と黒のお庭で出会って

一緒に歌って
一緒に踊って

ばか騒ぎにも
付き合ってくれて

本当に
ありがとう

だから
新しいあの世界で
壊れてくんだ

心酔し過ぎたなら
快楽の虜?

でも

たとえ後ろ指さされても
僕は貴方と一緒にいるよ

有るか無いかの世界で
唯一無二の
私の神様

手を掴んで
引きずり込まれた

与えられるのは才能
与えられるのは技能

一緒に歌って
一緒に踊って

大切大好きな神様と
ずっと一緒に
居るって決めた

だからやっぱり
壊れてくんだ

それらを罪だと呼ぶんなら

信じた女神のお膝元

這いつくばって
お願いするんだ

そして僕は
生まれ変わる

一緒に歌って
一緒に歌って

一緒に踊って
一緒に踊って

ばか騒ぎも
付き合ってくれて
ありがとう

大切大好きな神様は
嘘吐きだ

大切大好きな神様は
親切だ

大切大好きな神様は
トリッキーだ

だけど
ずっと一緒に踊るって

僕は決めたよ

僕は決めたよ

『天の川での独り言』

願いを乗せた船は
天の川に
流しましょうか?

願いが
星々に届きますように

涙みたいに
流れてしまいませんように

キラキラの星に
祈りを捧げた

離れ離れの夫婦だって
年に一度は逢えるのに

流れ流され
ここに居るんだ

不思議な縁に
繋がれたままで

ここに。

どんな結末が待つのか
そんなの知らない

願いを乗せた船は
天の川に
流しましょう

願いが
貴方に届きますように

ちゃんと
貴方に見えますように

離れ離れの星達は
光の速さで
お話している

貴方に私の声は
届くでしょうか?

天の川を隔てた私達は
いつかまた
出会えるのでしょうか?

笑い合えるのでしょうか?

星達は何も知らず
ただ

私に言葉を
落すのみ

『天窓』

天窓に向かって投げた
小さな微笑み

貴方に
届くだろうか?

小さな願いを胸に
散り逝く先を思うんだ

僕の声は
届かないから

真っ白な世界に
身を委ねるだけ

遠く離れた夢に
口付けを

それが唯一の
主張だから

誰が知るでもない
未来の真実

僕の声は
届かないから

夢にまで見た
幸せの形は

今だに
どんなものか思い出せない

天窓から注ぐ光に
微笑みを

それが終焉の光でも
僕は後悔していない

たとえ
僕がいなくなっても

きっと
貴方は笑ってくれるね

散り逝く先を
知らないままに

また
春が来て

柔らかな光が
大地を抱くだろう

きっと貴方は
笑ってくれるね

出会うべくして

僕らは
出会えたんだって

信じているから

天窓から注ぐ光に
逝く先を聞く

僕は

笑っていられると思う

貴方が
幸せだというのなら…

『輪廻転生、解脱は未だ』

何度何回
生まれ変わってきたの?

ある時は
戦時下?

ある時は
異国の地?

ある時は
哲学者?

重ね重ねて
全て忘れた

ただ
きっと出会うべくして
出会えた君達に

今の言葉で
「ありがとう」

結ばれた絆は
もつれて解らない

どこで繋がってるのか
どこで切れているのか

解らないけど

どこまで
この道が続くのかも

解らないけど

今の言葉で
「ありがとう」

輪廻くるくる
転生くるくる

どこに行くのか
解らないけど

袖触れ合うも
多少のご縁で

そんな君達に
今の言葉で

「ありがとう」

『花舞妖精』

ヒラヒラと舞散る花弁が
ガラス瓶の中の
妖精に降り積もる

閉じ込められて
早幾年

砕けそうなガラス瓶は
未だに
凛としている

何を想い
私はここにいるのか

妖精には
何もワカラナイ

ただ
生きている事だけが
解るのだ

出口は狭過ぎて
飛び出すには困難だ

では
どうやって入ったのか

…それすら忘れた

ヒラヒラと舞散る花弁

どこから
やって来るのだろう

あの日見た
あの光景は
もう二度と見えないのか

夢を何度も握り潰しては
途方に暮れる

また
私は夢を握り潰すのか

妖精に
花弁が降り積もる

柔らかな
偽りの春が
約束されている

前の記事へ 次の記事へ